2017.05.16
年収の6倍って本当?買いどきはいつ?マイホーム購入のタイミング
「マイホームが欲しい!」
誰しも一度は夢見るのではないでしょうか。特に子どもができたり、増えたりするタイミングでマイホームの購入を考える方も多いですよね。しかし、マイホームが欲しくても“お金”や“環境”といったさまざまな問題が立ちはだかります。
マイホームの買いどきはいつなの? 何歳くらいに買うのが理想的? みんなのマイホーム事情について調べてみました!
意外と早い!マイホーム購入のピークは子どもが0~2歳
Photo/Roman Samborskyi/Shutterstock
子どもができると考えはじめる人も多いマイホーム購入。そのとき第一子の年齢は何歳でしょうか。ある調査によるアンケートの結果がこちら。
妊娠前 15.8%
妊娠中 7.6%
0~2歳 36.9%
3~5歳 22.4%
6~8歳 10.3%
9~11歳 4.0%
12歳以上 3.0%
よく“子どもが小学校に上がる前までにマイホームを買うほうが良い”といわれますが、実際には、子どもが就学するよりもずっと早く、妊娠中~5歳までの間に約67%の人がマイホームを購入しているようです。
マイホームの買いどきって、いつ?
マイホームを購入するベストタイミングは、家庭によって異なります。しかし一般的には下記のようなタイミングがマイホームの買いどきといわれています。
30歳になる前
会社を定年退職するまでに住宅ローンを払い終えることを想定すると、より若い年齢のうちに購入しておくと安心です。35年ローンを組んで、定年65歳までに支払いが終わる年齢が“30歳”なので、30歳になるまでに購入すると良いといわれています。
頭金を多くし、早めにローンを組んで、返済期間を短縮させるのが一番おトク!
結婚・出産・同居などで家族構成が変わる
子どもができたタイミングで“部屋が手狭になる”“もっと子育てしやすい環境が良い”などと、転居を考えた際の選択肢のひとつとして、マイホームを検討する家庭も多いよう。
実際に子どもがいる場合、“小中学校が遠い”“下の階から苦情が出てストレスになった”という意見もあるようです。
また、将来子どもは何人欲しいか、両親と一緒に住む可能性があるかどうかなども含め、検討しておくといいでしょう。
子どもが小学校に上がる前
子どもが小学校に上がったあとに引っ越すと“転校させないといけない”“いじめられないか心配”“小学校に上がる前に友だちをつくっておいてあげたい”といった理由で、就学前にマイホームの購入に踏み出す家庭が多いようです。
年収の5~6倍の金額の家を購入するのがベストって本当?
Photo/liza54500/Shutterstock
では、どのくらいの年収で、その何倍のお金を借りられるのでしょうか。
地域や住宅の種類によっても異なりますが、目安のひとつとして“年収の5~6倍”といわれています。例えば年収300万円の場合、1,500万~1,800万の住宅ローンを借りられるということですね。
国土交通省が発表している、『首都圏の住宅価格の年収倍率の推移』の中で、平成26年度の年収倍率を見ても、マイホームの購入価格は、年収の6.1~6.5倍となっていました。
金利によっても返済額は大きく変動します。返済できる額は年収の2割程度。限度額まで借りてしまうと、想定外の支出があった場合に対応できなくなってしまうため、“毎月いくら返せるか”、しっかり返済計画を立てて、今の年収で買える家を買うことが大切です。
より若いうちにマイホームを購入しておくと、返済が早く終わり、老後の心配が減らせるのが大きなメリット。2016年8月には過去最低金利を記録しています。近年まれにみる住宅ローンの低金利を更新しているいまこそ、マイホームを本気で検討してみてはいかかですか。
TOP PHOTO/ryby/Shutterstock
参照/
SUUMOジャーナル「「小学校に入学するまで」は遅い?マイホーム購入のベストタイミングとは」
考建「マイホームを持つタイミング」
ZAi ONLINE「2017年の住宅ローン金利動向はどうなる?日銀の長期金利ゼロ%政策で金利は底を打つも、銀行の競争激化しく、当面は底値圏内?」
『はっぴいハウス』公式BLOG「家を買うタイミングっていつ? 適切な年齢・年収を知る3つのポイント」
国土交通省 平成27年度住宅経済関連データ <6>住宅と家計経済 3.住宅価格と所得の乖離(1)首都圏の住宅価格の年収倍率の推移