2017.03.23
いじめはいつから始まる?我が家の体験から考える親がすべき『いじめ対策』6つ
小学校に上がる6歳でいじめにあうケースが多い!
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ある調査によると、初めていじめにあったのは小1のときというケースが最も多いそうです。
いろいろな幼稚園、保育園から子どもが集まることから個性がぶつかりあい、張り合ったり、お友だちへの嫉妬心から入学直後にいじめがチラホラ見られようになってしまうのかもしれません。
我が子も小1のときに別の幼稚園出身の子どもたちのグループに仲間はずれにされたことがありました。また同じクラスのお友だちは鉛筆を盗られたというトラブルもありました。
小学校に入ると親の目が行き届かなくなりがちですが、子どもはお友だち選びがまだ未熟な状態。親のサポートが必要です。
高学年になると、いじめも段々と巧妙に、陰湿になります。子どもの小学校で騒ぎになったケースでは、ある子が「○○ちゃんに『嫌い』って手紙を書け」とお友だちに指示し、連日手紙を書かせたというトラブルがありました。
別の学校では小銭を毎日持ってくるようにお友だちに恐喝し、数万円もの金額になっていたらしいという深刻なトラブルもあったとも聞きました。
いじめの早期発見に親ができること6つ
いじめの早期発見には親の働きかけが必要です。以下の6つの行動を心がけてみてください。
1. 子どもの様子を敏感にチェック
園や学校に「行きたくない」とぼやいたり、笑顔がなくなったり、落ち着きが無い、小さな傷が絶えない、持ち物に落書きされているなどはいじめのサインです。
2. 日常生活の様子をよく聞く
「最近、誰とよく遊ぶの?」など日常生活の話をきっかけに、お友だちとのトラブルがあるかどうか、さりげなく確認しましょう。
3. いじめにあうことは恥ずかしいことじゃないと常に伝える
いざいじめにあうと、本人はなかなか言いづらく“自分が悪い”とつい感じてしまうもの。でも、それ自体が間違いです! 不当な行為を受けたときは主張するべきと常に子どもに話しましょう。
4. すぐに相談できる雰囲気作りを!
お友だちとのトラブルは一人で解決できるものではありません。普段から何でもパパ、ママに本音を話せる雰囲気作りを心がけましょう。
5. いじめの話を聞いたら、その子の名前は要チェック
いじめの加害者で挙がる子どもの名前は、年齢が上がってもほぼ同じです。我が子が当事者でなくても、いじめのトラブルを聞いたら、誰なのかはチェックしてその後に備えます。
6. ママ友のネットワークを大切に
子どもの友だち関係で心強いのはママ友ネットワーク。いじめに関する情報や、実際に子どもがトラブルにあったときに相手の子どもの情報、過去にトラブルがあったかなどの情報を得ることができます。
いじめは誰でも巻き込まれる可能性があります。いじめの対策は早期発見が大切! 普段から子どもと沢山会話をして、子どもの心の動きを感じ取るように心がけるといいと思いますよ。
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参照/
幼児における自己主張行動の発達的研究-3~4 歳児の縦断的観察からの検討-/鈴木亜由美
日経 DUAL 子どものいじめ 最初に受けた年齢は6差違が最多
ハピママ 幼稚園・保育園でも注意したい「いじめられる子」親のタイプと10のサイン
ごとうともこ
高校生の男子を筆頭に小学生の男の子と女の子の3人の子どもを持つ40代。長男は中学受験、高校受験を経験。息子は高校受験で見事リベンジ達成しました。3人の子育てを通し、幼児教...
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