2017.01.28
先輩ママが教える!泣き方別・赤ちゃんへの対応方法
どうやって泣きやまない赤ちゃんと向き合ったらいいの?
オムツも替えた、おっぱいもあげた、なのにどうして泣くの? ここでは、よく新米ママを悩ませる赤ちゃんの泣き方とその対応法を筆者の経験からご紹介します。
シーン1:目をつぶったまま、突然大声を張り上げて泣く
生後3ヶ月〜6ヶ月頃によくみられる泣き方です。目をつぶったまま、突然大声を張り上げて泣き出すため、ママはびっくりしてすぐに抱きかかえることが多いと思います。
でも、この泣き方は抱っこしてもなかなか泣き止まないのが特徴。6ヶ月未満の赤ちゃんは睡眠のリズムも不安定で、特定の理由がなく泣くことも多くありました。
すぐに抱きかかえてしまうと、ずっと抱っこで泣かれたまま長期戦になってしまう場合も多いので、まずは抱っこをせずにそばで様子を見てもいいかもしれません。トントンしてあげたり、隣に寝転がって肌をピタッとくっつけてあげたり、抱っこ以外のママが楽な姿勢で付き合ってあげるといいですね。
シーン2:短時間で何度も起きて、グズグズ泣く
生後5ヶ月〜6ヶ月頃によくみられる泣き方です。夜中に何度も起きて、そのたびに添い乳をして寝かしつけているママも多いのでは? 添い乳で乳首を口に含みながら寝るのが習慣化し、お腹が減っているわけでもないのに、おしゃぶり代わりになってしまっている場合があります。
添い乳ですぐに眠ってくれれば回数が多くてもそれで楽だと感じているママは問題ありませんが、もしつらいようであれば添い乳はやめ、きちんと授乳間隔をあけて座ってしっかりと授乳してから寝かしつけましょう!
最初は大変かもしれませんが、おしゃぶり代わりの添い乳習慣を止めることで、グズグズ泣きが止まるケースがあります。
また、昼間に起きた状態で何度もグズグズ泣く場合は、ママのことを呼んでいる場合が多いとされます。人肌が恋しくて「抱っこされたいよ〜」という赤ちゃんからのSOSや、「同じ景色ばかりで飽きたよ〜」という意思表示だったりします。
赤ちゃんはいつも同じ場所に寝かされていることが多いですよね。何度もグズグズ泣くときには、抱っこをして家の中をちょっと歩いてみたり、お庭に出てみたりすると案外すんなりご機嫌になりますよ。
シーン3:いきなりのギャン泣き!顔は真っ赤で暴れる
1歳前頃によくみられる泣き方です。ギャン泣きでも、実は寝ぼけているんです。抱っこで目覚めさせてしまうと「お! ママが遊んでくれる!」と逆にテンションをあげてしまうことも…。
背中やお腹をトントンしてあげるなど、布団から動かさないままできることをして、落ち着くように促しましょう。余計に泣くようであれば、隣で肌を寄せて寝たフリをしてみるのもありです。
もし完全に目覚めた状態でギャン泣きしてしまっている場合は、やっぱりママの抱っこが有効です。縦抱きでも横抱きでも、赤ちゃんの好きな抱き方でしっかりと抱いてあげてください。ギャン泣き中は、赤ちゃんが反り返り思わぬ動きをすることもあるので、要注意です!
ただし、どんなケースであっても泣き方が普段と違ったり、ぐったりする様子がある場合は、念のため病院を受診しましょう。
赤ちゃんの時代に育まれる“基本的信頼感”を大切にしよう!
“アイデンティティ”の概念を提唱したことでも有名な発達心理学者のエリクソンは“基本的信頼感”は赤ちゃん時代につくられる、と説きました。基本的信頼感とは、“人も世界も、自分自身も信頼することができる”という感覚です。人間が初めて獲得する心の発達課題でもあります。
この基本的信頼感は、おおむね1歳ごろまでに完成するといわれており、泣くことでしかコミュニケーションを取れない赤ちゃんの”泣き”に、真摯に対応してあげることで育まれます。
基本的信頼感を持つ子は、そうでない子よりスムーズに集団生活に溶け込み、自分から自立に近づいていきます。そうでない子は、親の心配が絶えず、いつまでも面倒をかけることになります。
泣きぐずる赤ちゃんとの付き合いは、産後寝不足のママにとってはつらいものだと思います。でも、「いま赤ちゃんの要求に応えておけば、後々の子育てが楽になる! 子どもの未来が楽しくなる!」と考えれば、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか?
いくらママだって、赤ちゃんが泣いている理由はすぐに見つからないもの。それは新米ママにとって仕方のないことです。原因がわからない自分を責めたり、泣き止まないからといってイライラしたりすると、赤ちゃんはその雰囲気を感じ取って余計に泣いてしまいます。
まずはママ自身が落ち着いて、優しい気持ちで対応しましょう。日を重ねるごとに、少しずつ泣き方の特徴や泣いている理由がわかるようになってきますよ。
参照/
ALL About「「泣いたら抱っこ」が心の成長にとても大切な訳」
スキンケア大学「「抱き癖」にとらわれすぎないで!あなたの子もサイレントベビーになる!?」
YUUKI
1988年生まれ、一姫二太郎のママ。大学卒業後、テレビ局勤務を経てフリーランスに。ライターのお仕事のほか、webプラン二ングや商品プロデュースを行っている。健康オタクでもあり...
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