2016.02.03
『口内炎』ができやすい子のママ必見!対処法と食事のポイントは?
『口内炎』は「痛いだけでたいしたことない」ものと思われがち。けれど子どもがかかると、食べ物どころか飲み物すら受け付けてくれないこともあり、ママは大変です!『口内炎』についてのポイントを知って、ケアのヒントを探ってみましょう。
口内炎は種類によって原因が違う!
口内炎ができる理由といえば、「食事中にうっかり噛んでしまって…」という方が多いのでは?しかし子どもの場合は、それ以外の原因による場合も多く、気をつけるべき点があるのです。口内炎の種類を原因を見てみましょう。
アフタ性口内炎
一般的に口内炎といえば『アフタ性』を指すことが多いです。表面が白く周囲が赤くなっている状態で、うっかり噛んでしまったときなどにできますね。
カタル性口内炎
口内が物理的刺激を受けることで発症。指しゃぶり・おもちゃを口に入れるなどして衛生状態が悪くなると発症する可能性が高くなります。
ヘルペス性口内炎
生後半年〜3歳程度の子どもがなりやすいと言われています。高熱が出て、強い痛みのある口内炎ができます。唇・舌・歯茎などが腫れることも。
ヘルパンギーナ
子どもがかかりやすい夏の感染症。高熱とともに、上顎・喉などに、たくさんの口内炎・水疱ができます。
手足口病
手や足に多数の水疱ができ、口内炎も多くできることがあります。発熱する割合は少なめで、高熱にはなりにくいです。これも子どもに多い夏の感染症ですが、近年では大人の感染者も増えてきています。ウイルス性の場合には、当然、口内炎のケアだけでなく、しっかりとお医者さんにかかることが大切です。
『口内炎』に効くのは『ビタミンB2』と『ビタミンB6』
ビタミンには、たくさんの種類があります。「口内炎=ビタミンを摂る必要がある」と知っていても、やみくもに摂取しているのでは効果も半減ですよね。
そんなビタミンの中でも『ビタミンB2』には粘膜を守る働きがあります。口内炎で傷ついている・炎症している・弱っている粘膜に対処するには、特に重要です。同じく口内炎の際に重要な『ビタミンB6』は、粘膜の健康を保つ働きがあります。
大人であれば市販のサプリメントでビタミン補給するのもいいですが、子どもの場合は、病院に行って処方してもらうことになります。やはり基本的には、食事から補給できるのがいいでしょう。
おすすめのメニューNo.1は『みそ煮込みうどん』
口内炎になるとビタミンどころか、水分補給すら嫌がる子どもも多いです。そんなときの食事は「刺激物(しょっぱいもの・酸っぱいもの・熱いもの)」と「硬いもの」を避けるのが重要です。ただししょっぱいものについては、水より生理食塩水程度の濃さのほうがしみにくいそう。
口内炎時の食事としておすすめのメニューは、『みそ煮込みうどん』です。柔らかく煮たうどんは、飲み込むときの刺激が特に少ないです。消化もいいので、離乳食中・終えたばかりの子どもや、発熱のときにも安心。またしょうゆは塩気が強めなので、みそ味のほうがよく食べてくれたというママたちの声も多く聞かれました。ビタミンB2が多めと言われる鶏もも肉と一緒に煮込み、ビタミンB6が多いと言われているかつお節をプラスすればさらにGOOD!
体調不良の子どもがご飯を食べてくれないと、ママは不安にもなるし、心配からイライラしてしまうこともありますよね。ママのためにも、子どものためにも、知識を持って心の準備をしておくことで、少しでも快適に乗り切れるようにしましょう!
佐原チハル
2013年、無痛分娩にて出産。ハニーと二人三脚、子育て奮闘中のフリーライターです。執筆内容は、コラム・書評・ゲームシナリオなど雑多。性や恋愛に関するユースワーカー業・書店...
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