2016.02.12
子どもがお友達を叩いてしまったら?年齢別対処法!
子どもが自由に動けるようになると、避けられないのがお友達とのトラブル。特にまだ話せない子同士のぶつかり合いだと、仕方ないと割り切るべきか、叱るべきか迷ってしまいますよね。我が子が友達を叩いてしまったとき、親はどのような対応をすればいいのでしょうか?
叩いてしまうのには理由がある!子どもに耳を傾けてみて
友達を叩いてしまう心理とはどのようなものなのでしょうか? 年齢別にご紹介します。
0歳後半~1歳前半
動けるようになりはじめた0歳後半~1歳前半の子どもは、まだほとんどが「わからない」です。他の子に手を出してしまうのも、単に傷つけたいというわけではなく、友達に興味があって「一緒に遊びたい、かまってほしい」という思いからくるようです。
この時期の赤ちゃんはまだ力の加減がわからないため、強く叩いたり、髪の毛を引っ張ったりしてしまいます。ママは冷や冷やしてしまうかもしれませんが、こういった行動は協調性の表れ。やみくもに叱りつけることはせず、常に近くで見ていて、叩きそうになったらお友達に当たらないように防いであげましょう。
1歳後半~2歳
1歳後半になると自我が芽生えはじめ、「~したい」「~したくない」という思いが強くなってきます。その反面、まだ言葉が発達していないため、思いを伝える手段がなく、本人もイライラして手が出てしまうようです。そういったときは「○○したかったんだよね。でも叩くのはイタイイタイだからやめようね。」というように本人の気持ちを代弁しつつ、しっかりと叱ってあげましょう。
この時期の子どもは、まだ我慢するということがなかなかできません。また、叱られたこともすぐに忘れてしまいます。ママは何度も同じことを言わなくてはならず、イライラしてしまうかもしれませんが、根気よく子どもと向き合ってあげることが大事です。ママもストレスを溜めないように、パパと協力して乗り切りましょう。
3歳~
3歳を過ぎるとだいぶ話せるようになってきて、友達同士も言葉で解決できることが多くなり、叩いてしまうという場面は少なくなります。でも、まだ年齢的にも気持ちや行動をコントロールできないところがあるので、衝動的に友達を叩いてしまうこともあります。
そんなときも頭ごなしに叱るのではなく、どうして叩いてしまったのか事情を聞いて理解したうえで、乱暴したら痛いということ、友達を傷つけてはいけないということを根気よく教えてあげてください。
またこの時期の叩く行為の裏側には、子どもがストレスを抱えているという可能性もあります。例えば親が子どもに無関心だったり、下の子が生まれて見てあげていなかったり、そういったときに乱暴になったりすることもあるようです。子どもが友達に対して乱暴することが増えてきたら、いつもよりも接する時間を増やしてたくさんお話してあげましょう。
『叩かれる痛みを教える』は逆効果!?
子どもが友達を傷つけてしまったときのしつけとして逆効果なのが、同じように痛い目に遭わせることです。親が同じように子どもを叩いてしまうと、ただ怖い思いをするだけで、どうしていけないのかという本質を理解できずにただ泣いて終わってしまいます。
しつけは一度でうまくいくものではありません。あきらめずに根気よく言葉で教えてあげましょう。
「叩き癖があって…」とママ友には事前に説明を
目の前で子どもが友達を叩いてしまったとき、忘れてはいけないのが、その友達のママへの謝罪。もし執拗に叩いてしまったときは、程度によらず、すぐに子どもの手を止めて、相手の子とママ友に謝りましょう。いくら小さい子だから仕方ないとわかっていても、自分の子が叩いたり引っかかれたりしているのにその親が平気な顔をしていると、いい気分はしません。
子どもが友達に対して叩いてしまう癖があるとわかっている場合は、友達と遊ぶときに事前に「最近よく手を出しちゃうんだ。今日もなるべく見ているようにするけど、もし叩いてしまったらごめんね。」と言っておくと理解されやすいでしょう。
また、保育園や幼稚園でそのようなことがあり、先生から報告があった場合は、子どもからも事情をしっかり聞いてください。大怪我を負わせてしまった場合は相手のママにもしっかり謝罪した方がいいと思いますが、子どものケンカにどこまで親が介入すべきか悩む場合は、先生に相談してみるといいでしょう。
子ども同士のトラブルは、見ている親は心配ですが、ぶつかり合うことで学ぶこともたくさんあります。叩き癖がでてきたり、友達とケンカすることが多くなったりしたら、根気良く教えてあげつつも、あまり心配し過ぎずに成長の過程と思って優しく見守ってあげましょう。
tommy☆
1984年生まれ。静岡出身、2014年生まれの女の子のママ。大学卒業後、Web業界で7年間働いた後、結婚&出産で退職。娘が2歳になってから、のんびりと子育てをしながらエディター...
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