2015.12.08
ワーママの子どもが『高キャリア&高収入』で有望株な理由とは?
ひと昔と比べて、現在は仕事と育児も両立しているワーママ率も格段に上がり、自分の身近な人たちもワーママというケースも珍しくない話です。調査によると、ワーママのもとで、育てられた子どもは、『高キャリア&高収入』になる確率も高いようです。
働くママ率は年々上昇傾向、乳幼児ママの有職率も増加中!
厚生労働省が先日、発表した2014年『国民生活基礎調査』によると、働いているママ(以下、ワーママ)の割合が全体65.7%の結果となっています。(※短時間勤務などのパートを含む)
また、就学前の子どもを持つワーママの割合も、増加傾向になっています。それに加えて、末の子どもの年齢(学齢)が上がると、ワーママ率も右肩上がりとなっています。
その背景には、日本の高齢化で、労働人口が減っている理由もありますが、ママが働きやすい環境が徐々に整っていることも挙げられます。
調査で実証済み!ワーママが子どもに良い影響をもたらす結果
以前は、ワーママとその子どものイメージも「放置、身勝手」などの先入観もあり、ネガティブな印象を抱いている人たちもいました。
しかし、最近行った、名門ハーバード大学のビジネススクールが調査したところ、ワーママの子どもに関する驚くべき結果が出ました!
【必見】ハーバード大学の調査内容
≪調査概要≫先進国24ヶ国に住んでいる女性13,326名、男性18,152名を対象にした調査。
≪調査結果≫ワーママに育てられた子どもは専業ママの子どもよりも高収入という結果があった。
それに加えて、職場でも重要なポジションを任せられていることも判明した。また、家族との時間も大事にし、専業ママ世帯の家族で過ごす時間もさほど変わりないことも判明。
ワーママの子どもはあらゆるシーンで、大活躍!
ワーママの子どもが社会人デビューして、重宝される理由は、学歴が高いだけでなく、人間性も豊かであることも挙げられています。
諸説ありますが、子どもの頃から、家事や仕事に一生懸命なママの様子を見ているからと言われ、子どもにも“自立心”と“周りを思いやる力”が自然に育まれます。他にも、ママのように限られた時間で、自分の与えられたことを手際よくこなす力も養われます。
また、学校生活では、行事などでその力が発揮されるでしょう。
人生の基盤の時期である学生時代に、人間性が磨かれた影響もあり、社会人になっても、順風満帆。
周りとの調和を重んじて働いた結果、知らぬ間に出世街道を歩んでいることもあるそうです!
そして、ワーママの子どもは結婚後も期待大!
ワーママの家庭環境で育てられた子どもが結婚すると、男性であれば、結婚して家庭を持っても、仕事はもちろんのこと、家庭を大切にする姿勢も備わっています。子どもを持てば、“イクメン”になる可能性も高いでしょう。女性であれば、ママに似て、仕事もこなすカッコいいワーママになる確率も高くなります。
このように、ママが仕事と家庭との両立は、子どもの心の成長にもたくさんのメリットをもたらすことがわかります。 仕事と家庭との両立は、時には大変な時期もあります。
いつか、ワーママの経験が、子どもの成長で、大輪の花を咲かせるときが来るでしょう!
参照/It Mama「ハーバード大学が発表!働くママのもとで育った子どもが将来「高キャリア・高収入」になるワケ
日経DUAL「子どもの学力×母の働き方『相関関係はあります』」
たかるみ
中学生の娘と小学生の息子を持つ二児のアラフォーママ。短大卒業後、某メーカー勤務を経て 、結婚。出産後は園や学校の役員委員で「文書を作成する」奥深さを実感し、ライターの仕...
詳しくはこちら