2019.01.11
電車も写真も楽しめる!スローな鉄道写真“ゆる鉄”とは?
最近、“ゆる鉄”というスローな鉄道写真が人気を集めているのをご存知ですか? 電車好きの子どもはもちろん、パパやママも一緒に家族みんなで楽しめる“ゆる鉄”の魅力をご紹介します!
鉄道写真家、中井精也さんが作り出した“ゆる鉄”とは
“ゆる鉄”という言葉は、鉄道写真家として活躍している中井精也さんが作りだした造語。中井さんがライフワークとして取り組んでいるもので、鉄道に関するあらゆる被写体を“ゆるく”撮影した作品のことをいいます。
ゆる鉄は、ローカル線の踏切が主題になっていたり、人物や花などがメインで背景に鉄道があったりと、これまでの鉄道写真とはちょっと趣が異なっているのが特徴です。中井さん曰く、「近代化の中に取り残されたゆるさ」を見つけるのが“ゆる鉄”の楽しみなんだとか。
ちなみに、NHKのBSプレミアムで2014年4月から紀行・ドキュメンタリー番組『中井精也のてつたび』の放送がスタートし、鉄道路線にまつわる“ゆる鉄”写真集を作成していくという内容で人気に!
2018年5月からは、放送時間も60分に拡大しています。番組は不定期ではありますが、過去の再放送もされていますよ。
番組公式HPはこちら
NHK 中井精也のてつたび
みんなの“ゆる鉄写真”をご紹介!
SNSでも、中井さんに倣って“ゆる鉄写真”をアップしている人たちが。ここでその一部をちょっとご紹介します。
いつもと違うアングルで…
地面すれすれで撮ってみたというこちらの写真。ちょっと下からのアングルがいいですね。踏切とのバランスも素敵です。
美しい風景とかわいい“ゆるイラスト“電車のコラボ
日常の中にあるハッと息を飲むような美しい風景。電車のイラストがその美しさと対照的にかわいらしく、思わずほっこり心が和みますね。
あえて“遠い”位置から写してみる
電車がこちらに向かってやってくるこの感じ。ちょっとワクワクしてきますよね! 田園風景とのコントラストも最高です。
紫陽花で季節感を演出
そのときにしかない“旬”な景色や物を写真に入れるだけで、季節感が一気にアップ。梅雨どきのちょっと雨に濡れている感じのアジサイもいい味を出していますね。
子どもが大喜びしそうなキャラクター電車も◎
鉄道好きな子どもなら、誰しも一度は乗ってみたいトーマス列車。親子で楽しめるゆる鉄写真です。
子どもを主役にした1枚
子どもの背中から、ワクワクした気持ちが伝わってきます。なかなか一人で写真に集中する余裕のないママは、子どもとお出かけした思い出をゆる鉄写真にしてしまうのだってアリです!
“ゆる鉄”な写真撮影のコツ
さっそく“ゆる鉄”写真を撮ってみたくなった人もいるはず。では、中井精也さんが教える、上手に“ゆる鉄写真”を撮影するためのコツをまとめてみました。
具体的な情報よりも、写真全体のイメージを優先
路線名や車両の系統など、現実の情報はできる限り排除して、風景全体をイメージに近づけるようにしてみましょう。
伝えたいイメージを際立たせる
目の前の風景をそのまま撮る、というのではなく、“自分の思いや伝えたいもの”を際立たせるようなピントや明るさを工夫してみることが大切なのだそう。
人や土地に目を向ける
その電車が走っている土地で暮らしている人々や、生活感なども鉄道と一緒に写真として残すことで魅力的な1枚に!
体で感覚をつかんで写真を楽しむ!
カメラの仕組みや構図などあれこれ難しいことを考えるのではなく、まずは楽しみながら写真を撮るのが上達の秘訣なのだそうですよ。
中井精也さんの“ゆる鉄”写真が見れる!『ゆる鉄画廊』
https://www.instagram.com/p/BrSrSCjHKzk/中井さんのゆる鉄写真に興味を持ったという方に朗報です! 都電荒川線三ノ輪橋電停近くのジョイフル三の輪商店街に常設のギャラリー『ゆる鉄画廊』が5月3日よりオープンしています。中井さんの“ゆる鉄”の世界をたっぷり堪能できますよ!
公式HPはこちら
ゆる鉄画廊
※営業時間等は都度変更あり
本格的なカメラや写真はちょっとハードルが高そうに思えても、ゆるく楽しめる“ゆる鉄”ならちょっと挑戦してみたいかも、と思った方も多いのでは? 親子で電車や写真を楽しみながら感性を磨くのも良いかもしれませんね!
TOP PHOTO/tamapapat/shutterstock
参照/
中井精也のてつたび
ASCII.jp×デジタル「「ゆる鉄」中井精也氏に聞く、スローな鉄道写真の秘訣」
NUA WORLD「中井精也さんに聞く「ゆる鉄」の極意」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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