2014.06.04
子どものストレスには『ママの声』が特効薬だった!
アメリカの大学が実験で証明!
子どものストレスホルモンが
ママとの会話で低下する!
★ ママの声がストレスホルモンを
★下げて、幸せホルモンを
★上昇させる!
★電話でも対面でも
★同じ結果がでている!
★ メールではなく
★「会話」が重要だった!
ママの声が子どもの緊張を癒す
新しい環境での生活がスタートする春が終わりを告げ、夏も目前! 環境に慣れてくるとはいえ、疲れが見えてきた子どもたちも多いのでは? そんな子どものストレスを癒すには、ママとの会話が効果的!という調査結果がアメリカの大学で行なわれた心理学実験で明らかになりました。
大好きなおやつを用意したり、お昼寝をさせてみたり、子どもの疲れに心を痛めて、あれこれ試してがんばっているママに、ぜひ知ってほしいお話です。
ストレステストでホルモンの変化を観察
実験では、7〜12歳の68人の女の子に、無表情の知らない女性に見つめられたなかでテストを受けるという、ストレスいっぱいの時間を過ごし、テストの後にママとの会話やメールをして、上昇したストレスホルモン(唾液中コルチゾール)と愛情ホルモン(オキシトシン)がどのように変化したかを観察したもの。女の子たちは、4つのグループに分けられました。
1.テストの後、ママと会って会話できるグループ
2.テストの後、ママと電話で会話できるグループ
3.テストの後、ママとメールできるグループ(内容は1と2のグループといっしょ)
4.テストの後、ママと会話もメールもできないグループ
ストレスホルモンといわれるコルチゾールは、ストレスを感じたときに上昇するホルモン。免疫力ややる気、記憶力の低下をもたらす、子どもの元気の大敵!
一方愛情ホルモン、オキシトシンは、脳の疲れを癒し、愛情や愛する気持ちを育む作用があります。
会話、電話、メール
癒し効果の違いとは?
調査の結果、『1(会って会話)グループ』と『2(電話)グループ』は、ストレスホルモンが低下し、幸せホルモンが上昇。
『3(メール)』と『4のグループ』は、ストレスホルモンは高いまま変化なし。幸せホルモンも低いまま変化しませんでした。
メールと電話は同じ内容でした。メッセージの内容が癒しに作用するのであれば、メールを受け取ったグループもホルモンに変化があるところ、それが無かったので、少女たちのストレスホルモンは、話の「内容」ではなく、「声」そのものに反応したことが証明されました。
子どもたちは、生まれた時からお母さんの声が大好き。
生まれたばかりの目の見えない赤ちゃんは、お腹の中で聞き慣れた声を頼りにお母さんを区別します。
また、生まれて1ヵ月に満たない赤ちゃんはお母さんの声が聞こえるように行動パターンを変えるということも明らかになっています。
日常を振り返ってみると、慌ただしさにかまけて、子どもとじっくり会話ができていないこともよくあること。また、子どもが大きくなってくると、会話よりもメモでのやりとりが増えてしまうかもしれません。
お母さんの声は、何ものにも代えられない子どもの心の特効薬。「おかえりなさい!」と一緒に、ちょっとした会話を増やして、子どもたちの新生活を応援したいですね。
文/留奥理帆
photo/Tiberiu Oancea
【参照】
WIRED 研究結果:「母の力」はインスタントメッセージでは伝わらず
PMC Instant messages vs. speech: hormones and why we still need to hear each other
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