2013.06.10
追い炊きとイチからお湯を張るのはどっちがお得なの?
毎日のお風呂に関する素朴な疑問、「追い炊きとイチからお湯を張るのはどっちがお得なの?」。イメージだと、毎回お湯を張るのはお金が掛かるイメージだけど、、、果たして実際のところは?? ママプレス編集部が大調査してきました!!
◆ポイント1◆
追い炊きもお湯を張り直すのも
使用するガス量はほぼ同じ!
追い炊きの場合、前日の残り湯が水温15℃まで下がった水だと仮定しましょう。42℃になるまでに沸かしたとき、時間は約45分も掛かってしまいます。一方、自動湯はりのお風呂を42℃に設定して、イチから浴槽にお湯を張り、設定した量のお湯が溜まるまでの時間を計測してみた場合はというと、なんと15分8秒で済んだのです。
つまり追い炊きの約3分の1の時間で済んだということになります。では、ガスの使用量も3分の1で済んだということなのでしょうか?
そこで2つの実験前後のガス使用量をメーターの数値で比較してみると、一から給湯した場合は0.791m3だったのに対し、炊き直しは0.848m3とほとんど数値に差はなく、ガス代は7円増えただけだったのです。これは一体どういうことなのでしょか?
答えは簡単です。浴槽に水を張って追い炊きした場合、時間当たりのガスの燃焼量は少なく済みますが、その半面、燃焼時間は当然長くかかってしまいます。では、自動湯はりによってお湯を入れた場合はどうでしょうか? 当然、追い炊きをした場合の逆の結果になります。つまり、時間当たりのガスの燃焼量は多くなってしまいますが、その反面、燃焼にかかる時間は短くて済むということになります。以上のようなことから、お風呂を沸かすのに必要なガス量はほぼ同じということになるのです。
◆ポイント2◆
今回の検証結果を左右したのは
水道代がすべてでした!
お風呂は1回追い炊きするごとに、およそ6.9円のガス代がかかります。(東京ガスより)。一方、お湯を毎日張り直す場合(つまり毎日イチから水を入れた場合)、このガス代の他に、もちろん水道代が掛かってきます。こちらがおよそ57円です。この時点ですでに結果は歴然ですね!
◆検証結果◆
①追い炊きの場合も一から
お湯を張る場合も、ガス代はほぼ同じ
②イチからお湯を張る場合、
毎回水道代がかかるが、
追い炊きの場合はガス代のみで済む
③ちなみに季節が冬の場合でも、
前日の残り湯の水温はそこまで
下がらないため、ガス代は急増しない。
以上の要点から、ママプレス編集部の結論は追い炊きの方がお得だということになりました!!
【参照サイト】
TOKYO GAS
知識の宝庫! 目がテン!ライブラリー
Paloma
mamaPRESS編集部