2013.07.17
現代版・本当にあった恐い話『ママ友地獄』の実態に迫る
恐怖!格付けしあうママ友たち
『ママカースト(階層身分制度)』という言葉を耳にしたことはありませんか?
これはママ友の間で行われている格付け制度のことで、幼稚園や習い事などのコミュニティーにおいて夫の職業や収入、子供のルックス、学力、運動神経、どこのブランドで服を購入しているか等、ありとあらゆる基準で互いを比較しあったランキングのようなもの。ママ友間は、上層、中層、下層とグループが分かれており、その頂点に立つのがこのママ友グループをまとめる、“ボスママ”。また、ママカーストを行う加害者側は、大半が高収入者。他人を見下すことで、自分が優越感に浸りたいというのだから悪質です。
このママカーストの恐さとは一体どこにあるのでしょう。いくつかの体験談を紹介します。
ざっくり書くと!
1★事実!高収入者の妻ほど
1★格付け制度がお好き
2★ドリンクバーを頼まないだけで
2★翌日から仲間はずれ!
3★ギャルママはカースト除外?
3★己を貫く強さがわが子を救う!
【事例】
「8000円のレストランに誘われて」
中堅サラリーマンの夫を持つ都内在住の専業主婦Aさん(30代)は、 小学校に通う子供の新学期のクラス替えの後、母親同士の集まりに誘われた。だが、それは“罠”だった。
「“上位ランク”のお母さんたちにランチに誘われたんですが、場所は会費8000円という高級レストラン。私にはそんなお金の余裕はないので断わるしかありません。彼女たちはそれを承知の上で、 私の困った様子を見て楽しんでいるんです。
お茶をしにいこうと誘われて、それなら行けると思って付いていったら、 お茶とケーキだけで2000円以上もかかる高級ホテルのラウンジだった。もちろんわざとです」(Aさん) 【出典:NEWSポストセブン】
まだまだある!
ママカーストの世界
・「ファミレスでドリンクバーを頼まなかっただけで、翌日から無視されるようになりました(32歳・主婦)」
・「主人の職業などの情報は上層グループママの子どもたちがスパイになって調べています。私は誰にもそういった話はしていないのに、先日参加したランチ会では突然主人の会社の話をされ、とても驚きました(28歳・主婦)」
・「『あの人は二人目を作らないのかしらね。あなた何か聞いてないの?』と探りをいれられる(33歳・主婦)」
・「『お宅は若いから年収低いでしょう?』と平気で言ってくる。子ども同士が仲良かったから縁を切ることもできず、つらい(25歳・主婦)」
・「最初は仲の良いママ友の集まりでしたが、どんな習い事をさせているのかという話からヒートアップし、いつの間にか習い事にかけるお月謝の金額がそのままランキング化。下位だと『子供の教育にお金をかけられない貧しい家庭』だと思われてしまうので、うちも来月から習い事を増やす予定です(30歳・主婦)」
こんなママ友関係から逃げたい!
でも子供がいじめられてしまったら?
ママカーストを避けるための最良の方法は、ママカーストを行っているようなママとは縁を切って、今後一切付き合わないようにする事だと言われています。
食事や集まりに誘われても決して応じず、自分らしく毎日の生活をおくることができたら楽になると頭ではわかっていても、それによって子供が仲間はずれにされたり、いじめにあう可能性を考えると付き合いを辞めることはできないですよね。「あと○年」と自分に言い聞かせ、耐えぬくママが多いのが現状です。
ちなみに、肝っ玉母さんやヤンママ、ギャルママ、シングルマザーはママカーストから除外されている様子。己を貫き、周囲の評価には一切の興味を示さない彼女たちに格付けは不要ということでしょうか。もしカースト制からの脱出を試みるならば、彼女たちの価値観やたくましさをを見習ってみると良いかもしれません。
あなたはベビーカーのメーカーや住んでいるマンションの階数について尋ねられたことはありませんか?それは、一度入ると抜け出せないママカーストへの入口かもしれません。
※TOP画像はイメージです。企画内容とは一切関係ありません。
(取材・文/大野えりか)