2013.11.29
子ども時代が勝負!?アートセンスはいま育め★
たくさんの経験を積むことで
芸術的感性はグンと伸びる!!
幼児期にアートに触れることは子どもの成長過程において大切なことのように思いますよね。でも、一体それは何故なの?そしてどうすれば、上手に育むことができるの?
そこで今回は、数多くのクリエイティブなイベントを手がけるNPO法人『CANVAS』で講師を務める種生芽実さんに『子どもとアート』についてインタビューしてきました!私(ライター細野)も美大出身なので、わが子のアート教育には興味津々です★
「『アート体験』とは
『感動する体験』のこと!
いろんな経験を
できる場をママは作る★
芸術に失敗はない!!
たくさん認めてあげて」
▲NPO法人『CANVAS』で講師を務める種生芽実さん
(イメージ通りのナチュラル系美女!)
小さな頃から『アート体験』を
するメリットを教えてください!
「まず、“アート体験”とは何かを考えたのですが、それは見たり、聞いたり、触ったり、人に会ったり、何かを食べたり…心がうごく、感動する体験のことではないかと考えました
すぐ目に見える効果や、○○をしたら○○ができるようになると断言することは、なかなか難しいことと思います。けれども、子どものころの心がうごく、感動体験の積み重なりは、大なり小なり影響を与えていると自分の子ども時代をふりかえっても感じます。
いくつかの心がうごく、感動体験の中で、自信を得ることがあるかもしれませんし、大好きな何かに出会うきっかけがあるかもしれません。そして、生きていく中でその生まれた気持ちが生きる場に出会うこともあるのだと思います。
子どものつくるものからも、心がうごく、感動体験の影響をささやかにもかいま見ることができます。絵の中にかいじゅうのモチーフが表れて、と思ったら、鳥のモチーフが表れて、どうしてだろうと話を聞いてみると、展示を観てきたのだそうで、ものすごくドキドキわくわくしたのだなと感じました」
なるほど…。『アート体験』と聞くと、少し難しく考えてしまいがちでした。様々な経験を積むことによって、表現をする時の自由度や幅が変わってくるようですね。
ではセンスを養うための
コツってあるのでしょうか?
「認めてあげる場をいっぱい作ってあげることは大切だと思います」
種生さんがワークショップで実際にあった例を挙げてくださいました。
「絵を描く時に、なかなか手を動かすのに時間がかかる子どもさんがいました。それは、描くものを考えることに時間をかけているから、というのと、すこし人に見られることへの抵抗もあったように感じました。描きはじめたところでその日のワークショップが終わってしまっていたんです。
ただ、それを失敗やできないと捉えてほしくなくて、“今日は一生懸命考えられていたよ、もう少し時間を用意できたら良かったね”とできていたことを伝えました。半年経ったくらいからその子は変わりはじめました。描く絵が大きくなり、笑顔がふえていきました。
具体的に何かをしたわけではないけれど、子ども自身が“これでいいんだ!”と気持ちに余裕ができて、絵を描くことを続けられたからかなと思います。
芸術には否定や順位がないのが良いところなのかなと思っています。“やってみたい!”という気持ちが大切なのだと思います」
驚きました。確かに大人だって一度失敗したと思ってしまうと苦手意識がつきまとって辞めてしまいがち…。 “楽しく続けていく”ことが重要なのですね。
最後に、ママやパパが手軽にしてあげられること教えてくれました!
・家には素材がたくさん!
(例:梱包材やトイレットペーパーの芯など身近なモノで◎)
・はさみ、のりなどの道具も時には素材に!
・触って、じっくり観察して、子どもが自ら〝気になるモノ〟をえらび、作ることができる環境を与える
実はこれ、実際にCANVASで行われたプログラムのひとつなんです。
(詳しい内容は下記サイトでチェック▼
『こどもだけのミュージアム』
概要
こどもたちはアーティスト。
「こどもだけのミュージアム」に並べられたさまざまな素材や道具をつかって自由に創作します。作品・作品になるまえのもの・流れる時間・生まれる動きがこのミュージアムのなかみです。今日はどんなものに出会えるだろう?どんなことができるだろう・・・?いつ何度来ても、そんなわくわくする気持ちがうまれる遊びと学びの空間です。
アートセンスを育むチャンスは、意外と生活の中にたくさんあるように感じました。そんな瞬間を見逃さないことも、私たちが子どもに贈れるギフトのひとつですね♥
【CANVAS最新イベント情報!!】
二子玉川しあさってプロジェクト ミテキイテ取材ワークショップ
街にはいろんなお店。いろんな人。いろんな想いにいろんな出来事。
そんないろいろをみて・きいて・ふれていく。そこではどんな発見が生まれる
かな?
取材に出かけたあとは、みんなで街の新聞作り。みんなの作った記事は「街の
情報局」に掲載されます。伝えることの楽しさやコツを学んで、取材で感じた
ことや見つけたことを伝えてみよう!
[日程] 2013年12月21日(土)9:30~16:00 ※雨天決行
[会場] 二子玉川ライズ・オフィス8F カタリストBA
詳細はコチラ
キッズクリエイティブ研究所in明治 3ヶ月シリーズ(1-3月)
大好評をいただいております、キッズクリエイティブ研究所3回シリーズ
身の回りのものでつくったり、映像をつくったり、ねんどの造形をしてみたり…
みんなの発見とひらめきが研究所にどんなふうにひろがるかな?
[日程] 2014年1月12日(日)、2月9日(日)、3月9日(日)
[1]幼児クラスA 10:00~11:30
[2]幼児クラスB 13:00~14:30
[3]小学生クラス 15:30~17:00
*幼児クラスA・Bは同じ内容です
[会場] 明治大学 紫紺館 3階会議室
詳細はコチラ
キッズクリエイティブ研究所in二子玉川 3ヵ月シリーズ(1-3月)
大好評をいただいております、キッズクリエイティブ研究所3回シリーズ
身の回りのものでつくったり、映像をつくったり、ねんどの造形をしてみたり…
みんなの発見とひらめきが研究所にどんなふうにひろがるかな?
[日程] 2014年1月19日(日)※第3日曜日、2月23日(日)、3月23日(日)
[1]幼児クラス A 10:00~11:30
[2]幼児クラス B 13:00~14:30
[3]小学生クラス 15:30~17:00
*幼児クラスA・Bは同じ内容です
[会場] 二子玉川ライズ・オフィス 8F カタリストBA
詳細はコチラ
キッズクリエイティブ研究所in西麻布
「こどもだけのミュージアム-もの・素材・道具展-」受付中!
こどもたちはアーティスト。ものを材料にする、道具にする。道具を材料にする。
材料が道具になる。身の回りのなんでもないものが、アイディアとひらめきと
工夫で、わくわくする魅力と可能性を花開かせていく。
集中して、観察して、没頭しておもいっきり創作してみよう!
[日程] 1月12日(日) [1]10:00~12:00/[2]13:00~15:00/[3]15:30~17:30
※一部、キャンセル待ちのクラスもございます
[会場] KREI/co-lab西麻布
詳細はコチラ
取材協力:CANVAS
(文/細野由季恵)
【注目記事】
・酵素ダイエットの新常識!「生きた酵素」がいい感じ♪