2019.02.12
よその子を噛みついて攻撃…!子どもの噛み癖、対処するには?
1~2歳くらいの子どもを持つママからよく聞かれるのが「子どもの“噛み癖”に悩んでいる」という声。
お友達と遊んでいるときに自分の子がよその子をすぐに噛んでしまったり、癇癪を起こしてパパやママに噛み付いてしまう…と気にしているママもいるかもしれません。そんな子どもの“噛み癖”、その理由と対処法とは?
1~2歳くらいの子どもなら必要以上に悩まなくてOK
子どもの“噛み癖”は親の愛情不足が原因、と指摘する声もあるようですが、実は1~2歳くらいの小さな子どもにはよく見られる行為なんです。自然な成長過程のひとつなので、ママはそこまでナーバスにならなくても大丈夫ですよ。
このくらいの年齢の子どもは、自分の感情を言葉でうまく伝えられなかったり、意思表示や気持ちのコントロールが上手にできなかったりするので、その結果“噛む”という行動に出てしまうのだそう。
例えば、子ども同士の喧嘩で多いのが“おもちゃの取り合い”ですが、まだ言葉が達者ではない子どもは、攻撃手段のひとつとして噛みつきをすることがあります。またスキンシップの一環として、甘えの気持ちや挨拶のつもりで噛んでしまうこともあるようです。
子どもがお友達を噛んでしまったら…
子どもの成長過程で噛み癖が出るのは自然なこととはいえ、噛まれた相手が痛い思いをすることには変わりありません。もし自分の子がよその子を噛んでしまったら、どう対処したらいいのでしょうか。
子どもの噛みつきを目撃したら、ママはつい「そんなことしちゃダメ!」と怒ってしまいそうですが、まずは落ち着いてひとまず子どもの気持ちを汲んであげるようにします。
例えば、お友達がおもちゃで遊んでいるところに自分の子がきて、その子を噛んでしまったとします。ママはとりあえず相手の子と距離をとらせて「おもちゃで遊びたかったんだよね」と、子どもの気持ちを代弁してあげましょう。
その上で「でも、◯◯ちゃんは噛まれてとっても痛かったよ。おもちゃを使いたいときには“貸して”って言おうね」と教えてあげるのです。そして「ごめんなさいって言おう」と、謝るように促しましょう。
まだ言葉がおぼつかない子であれば、ママが代わりに相手の子に「貸してって言えなくて噛んじゃったの。ごめんね」と謝ると、“噛んだら謝らなくてはいけない”と子どもが学ぶきっかけになります。
最初からきつく叱りつけてしまうと、その後のママの言葉も耳に入ってこなくなってしまう可能性があるので、慎重に対応するのがベターです。
子どもが大きくなってからの噛み癖は注意!
乳幼児期の小さな子どもの噛み癖はいつか収まるものとして考えて大丈夫ですが、気をつけておきたいのは年長~小学生くらいの子どもの噛み癖です。
これくらいの年齢になると、よその子に噛み付くのではなく鉛筆や自分の爪を噛むケースのほうが多く、こうした噛み癖にはストレスや欲求不満などが原因となっていることが多いと言われています。
もし思い当たる節があるなら取り除いてあげることが必要になってきます。
ただ、小学校に入学したばかりで緊張している、引っ越しで環境が変わった…など、ストレスの原因そのものを取り除くのは難しいケースもありますよね。
そのような場合は、子どもと過ごす時間を増やすなどして、なるべくリラックスさせてあげるようにしましょう。
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mamaPRESS「ストレスや愛情不足の表れかも!?子供の『爪噛み』をやめさせるには?」
噛み癖は相手の子どもに痛い思いをさせてしまったり、場合によっては傷跡を残してしまったりすることもあるので、ママが気にしてしまうのは仕方のないことですよね。
でも、これも一時のもの。“成長の証”と思って少し肩の力を抜いて向き合ってみてもいいかもしれませんよ。
PHOTO/ InaraPrusakova/shutterstock
参照/
AllAbout暮らし「子どもが噛みつく原因と噛みつかせない対処法は?」
いこーよ「愛情不足ではない?子どもの噛み癖を直す方法」
Hoplus「噛み癖のある子どもの心理はストレスにある?知っておきたい1歳から3歳までの対処法」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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