2013.06.14
パパ芸人小籔千豊さんの ママのお悩み相談室vol.3 「娘に嫌われています」
ママプレスと吉本興業が協力して開催される『チアママ学園』の小籔千豊編もいよいよ最終章の第3回。やや思想感の強い小籔さんと精神対話士である日菜さんらしい素晴らしい回答は、きっと悩みの解決の糸口になるはず。
さて、第三回(最終回)は、「娘に嫌われています…」という切実なママのお悩みに対して、第2回、3回に続き小籔さんが小藪家のひとコマを紹介しながら楽しくアドバイスをしてくれています。
問題解決の糸口は、実はすごくシンプルだったりします。ひとつの考え方、言葉…、そういったもので解決してしまうことがほとんどです。どうしようもない…っと落胆するママもきっと大丈夫なので、今しかない子育ての時間を楽しみましょう!
ママのお困りごと③
「娘に嫌われています…」
4歳になる娘に嫌われています。誰が聞いても、「パパ好き、ママ嫌い」って答えるんです。パパとママで話すだけで「ママうるさい!」と言われます。パパにくっついた時なんて、娘は怒って泣き出す始末。。
あと、毎日お弁当を作っているのですが、完食は今までたったの2回。見かねたパパが先日お弁当を作ったら…、完食。そのぐらいパパのことは大好きです。私は嫌われ者になってしまいました。姉妹みたいな親子関係が理想なのですが、成長とともに関係が修復できるか不安です。
小籔さんの回答
夫婦のフォーメーションで子どもたちを一人前に!
ホンマにこんなにアホな三流芸人の、結婚して12年程度のアホみたいなクソ野郎が、アドバイスすることは何もないですが、思ったことをひとつだけ言わしてもらうと、「旦那さんとの連携、もしくは、旦那さんの返し、及びママの返しが悪い」ので、娘さんのそういった態度が出てきたのかもしれませんね。
僕は、夫婦でだけ食べるときは、「ごちそうさま」以外何も言わないです。基本的に、「あ~美味しい!」も言いません。でも、子どもたちと一緒に食べるときは、「めっちゃ美味しい~、ママありがとう!」とかいうようにしています。パパが言っていると、子どもたちも「めっちゃ美味しい~、ママありがとう!」と真似して言うようになるんです。
さらに、「こんな美味しいご飯、パパよう作らんわ!ママやるな~」「ママが居なかったらこんなんないで」というようなミニコントを通して、この家の『食』はママが司っているんだということを教えていくんです。
逆に、僕の仕事に関しては、「パパはおウチになかなか居ないけど、パパが働いてくれているから、こうやってご飯食べられるんだよ。」ってミニコントやってます(笑)。だから、給料も手渡しで嫁さんに渡して、子どもたちにも見せます。そうやって、パパの役割を教えています。
言うなれば、「B’Zでいうとパパが稲葉で、ママは松本や」みたいな感じで、二人が小藪家にとって必要不可欠な存在であることを分からせていくことで、好きも嫌いもなくなると思います。
更に、「ママが嫌いで、パパが好きだ」なんてことを言っていたら、「パパはママが大好きや。パパの大好きな人のこと嫌いって言う人は、あんまり好きじゃないな。パパはママのために一生懸命働いているし、ママのことめっちゃ好きになって結婚して、お前が産まれてきたのに、ママ嫌いってどういうこと?ありえへん…」みたいな感じですかね(笑)。
ウチの場合は、奥さんが怒ったら僕がフォローする。もちろん、僕が怒ったら奥さんがフォーローをしてくれます。そんな感じで、夫婦のフォーメーションを大事にしています。
だから、ママの得意分野であるべきお弁当作りを、パパが奪ってしまったのは間違いですね。お手伝いをするという意味を超えてしまっていますから。
ある意味、夫婦というのは子ども産んだ瞬間、子どもを一人前にするためのサイボーグみたいなものだと思うんです。旦那は金を稼いでくるマシーンで、嫁さんは育児をするマシーン。子どもを一人前にするために、役割を持って、ガッシリと手を組む必要があります。
子どもを作って以来、僕や嫁さんのやりたいこと、人生は二の次です。子どもが親の手を離れたら、また手をつなげばいいと思っていますね。それまでは、子どもを一人前にするという責任をもったサイボーグに徹します。
一人前に育てるためなら、娘や息子に嫌われても全然いいです。子どもたちがどんな人生を送るかが重要で、立派に育ってくれればそれでいい。
「俺の娘は絶対に結婚させたくない!」とか言うてる人いるじゃないですか?そんなんカスですよ。結婚させたほうがええの決まっていますから。
日菜さん回答
ママはキミのことが好きだよ!って言いましょう♥
ママはキミのことが好きだよ!って言って欲しいから、パパのことを好きって言ってると思います。子どもはママとパパを選んで出てくるから絶対嫌われていることはないので、ママがあなたのこと好きだよ!ってことを言ってあげてください。
チアママ学園のエンディングでは小籔さんがポロリっと、「こんな髪を染めた若いママたちのこと、実は好きじゃなかったんです。お前、ヤマトナデシコか!?靖国神社に参拝へいけ!と思っていたんですが、心は素晴らしい母性の持ち主で、人間は見た目じゃないんだということの勉強になりました」と。
立場や世代を超えて接点を作り、対話することで、様々な収穫があるのだと感じた今回のチアママ学園。
子育てや育児がどうしようもなくつらい時もあると思いますが、そんな時こそ楽しく子育てができるように、吉本興業の芸人さんと『チアママ学園』を盛り上げていきますので今後も楽しみにしておいてください!
-ママたちへの質問-
小籔さん、日菜さんの回答への感想をお待ちしております!
(ママプレス編集部)