2013.07.25
下層グループママたちの逆襲『ママカースト』最前線!!
男女を生んだママが勝者になる
最新「産み分けカースト」とは?
1★年収によるランク付けから
〝産み分け〟カーストへ
2★男女両方産めば「次は頑張って」
2★のプレッシャーから解放される!
3★男の子を生むのは母としての喜び
3★女の子を生むのは女としての喜び
男と女、両方産んでる
ママには勝てない!?
「産み分けカースト」の実態
以前、世帯収入を予測しお互いに優劣をつける格付け制度、「ママカースト」についてお伝えしましたが、結婚、妊娠、出産の高齢化が進む今日、これまでママカーストにおいて下層グループに位置づけされていた若いママたちの逆襲が始まっているというのです。それが「産み分けカースト」!
この産み分けカーストは「男女を生んでこそ始めて勝者となる」と定義づけられたもので、妻と2人の息子らとの生活を描いたマンガ『うちの妻ってどうでしょう?』などで知られる漫画家の福満しげゆき氏が、産み分けによってママ友たちの序列が決まる現実があると指摘したことで話題になりました。
「妻が第2子を妊娠した時、『今度は女の子かなー』としきりにいうんです。彼女がいうには、既婚女性の世界では、男と女、両方とも産んではじめて『勝利』となるそうです。
実際、うちみたいに男の子2人の家は周囲から『もう1人頑張る?』といわれるが、男1人女1人の場合はまずいわれることがない。僕もご近所で男と女2人兄弟の家を見ると、『この人たちにはもう勝てないんだなぁ』って思いますから」
※週刊ポスト2013年6月21日号
30代後半からは金銭の余裕で、
若いママは体力でお互いを比較
これまでママカースト上層グループに属していた高齢マダムにとって2人目を産み育てるというのは年齢、体力面で厳しい面があるのも事実。2人目の出産で希望の性別でなかった場合でも、3人目を考えることはまずないと言います。
「二人目も男の子だったら…と思うと育てる自身がありません。けれど、一人息子に英才教育を行う金銭的余裕はあるんですよ」(45歳・主婦)
それに比べ、これまで下層グループに位置していたママたちはその若さゆえ、2人目、3人目とチャレンジするチャンスに恵まれている。
「うちは男の子二人だから、次は女の子がほしい。次も男の子だったら…?まだまだ体力も有り余ってるので4人目にチャレンジするのもいいですね。家の中がにぎやかになるのはとても嬉しいです」(25歳・主婦)
なぜこんなにも男の子と女の子の両方を産み育てることにこだわるのでしょうか。ネット上では男兄弟もしくは姉妹として生まれてきた場合、どちらのほうが上位に位置するのかいくつもの議論が交わされています。そこから見えてきた男の子、女の子それぞれの魅力に迫ります。
【男兄弟VS姉妹!】
どちらが優勢?
負けられない戦いがここにある!
ー男兄弟支持派ー
・今は女の子が生まれる可能性の方が高いらしい。だから二人以上男の子を産んだ家庭はレベルか高いと思う
・跡継ぎとか考えたら男の子のほうが貴重
・男の子二人いれば、跡取りの圧力から完全に解放される!
・男の子はいつまでたっても子供。だから可愛い
・イケメン息子の世話を焼くのが母親としての喜び
ー姉妹支持派ー
・息子が3人いたら、嫁も3人。嫁姑バトルで早死しそう
・家の中が華やかになるから姉妹持ちが一番羨ましがられる!
・家庭内の女勢力が強いほうがなにかと楽
・男の子は結婚したら苗字は残るけどお嫁さんのもの。女の子は苗字は残らないけど親子の関係はずっと続く
・女の子は大きくなっても一緒に旅行や買い物に行ってくれる
義両親からの圧力から解放され、母親としての人生も楽しみたいという想いが切に表れている男の子支持派に比べ、女の子支持派は日々の生活における楽しさだったり、同じ女として長年に渡って友達のような付き合いをしていきたいという印象がみてとれました。それぞれ異なった楽しみがある男の子と女の子。この両方が体験できる男女2人兄弟のママが勝ち組と言われるのも納得です。
これまでママカーストで散々嫌味を言われ、仲間外れにされてきた下層グループママ。この「産み分けカースト」にはどの程度の逆襲効果があるのでしょうか。
お金か、家庭内の安泰か。女同士の格付けはまだまだ終わりそうにありません。
※TOP画像はイメージです。企画とは直接関係ありません
(取材・文/大野えりか)