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夫婦

2013.08.20

パパのことが嫌いになった!『産後クライシス』の恐怖

パパのことが嫌いになった!『産後クライシス』の恐怖

こじらせると家庭崩壊まっしぐら

産後の恨みは一生忘れない!
半数のママがパパに対して愛情を 保てなくなる「産後クライシス」

女性は誰だって妊娠出産を経ることで大きな幸せを得られるものだと信じています。ですが、ベネッセ次世代研究所が2006年から2010年にかけておよそ300人を対象に行ったアンケート結果によると「出産後から妻の夫への愛情が急速に下がる」という実態が明らかになりました。

大好きな人の子供を産んだのに、その彼を嫌いになってしまうのは何故でしょうか。離婚の引き金にもなるという“産後クライシス”の実態に迫りました。

産後クライシスってなに?

出産後のデリケート期にパパが放った余計なひと言や行動がママを傷つけてしまったり、育児や家事に対して協力してくれない現状に不満が溜まってしまうことで起こるママの気持ちの変化のこと。この“しこり”は産後数10年経っても癒えることはなく、最終的に「パパを嫌い」になったまま離婚に至ることもあるのです。

産後の恨みは絶対に忘れない

『私はこれで旦那を嫌いになりました』

それではどういった経緯で産後クライシスを引き起こしてしまうのでしょうか。「産後、パパの事が嫌いになってしまった」という3人のママに話を伺いました。

(case1)

・「産後アポなしで訪問し、やたらと育児に干渉してくる義母。ただでさえストレスの溜まる時期なのに、気を使う相手と1日を共に過ごすのは本当に苦痛でした…。旦那に相談したら『母さんだって孫に会いたいんだよ』と言って止めてくれなかったこと、今でも恨んでいます(35歳)」

(case2)

・「特にコレといった原因はないけれど、産後の一番大変だった時期に協力してくれなかったパパに対して抱いた失望が5年経った今も消えません(28歳)」

(case3)

・「昼夜問わず泣き続ける新生児のころ、『うるさいからさっさと黙らせろ!』と怒鳴られたことが忘れられません。旦那は今2人目を欲しがっているけれど、あんなこと言っておいて2人目なんてふざけているのかと。本当にイライラします(27歳)」

産後でなければ言い返したり、受け流すこともできたはずのパパの言動も、産後となれば話は別。カラダは疲れ、精神的にデリケートなこの時期に受けたショックや失望は癒えない傷となって心の奥深くに留まり続けることになりそうです。

パパを嫌いになりたくない!産後クライシスを避ける3ポイント

何かと神経質になっているこの産後のデリケート期を乗り越え、産前と変わりなくパパへの愛情を保てるママは全体の半数以下と言われています。そこで、いつまでも仲の良い夫婦でいるためのポイントを紹介します。

【1】パパに何をして欲しいかを言葉で伝える

我慢をせずに自分の状態やして欲しい事をパパに言葉で伝えることが大切です。辛い時ほどパパに『察してほしい』とあらぬ期待を抱いてしまうものですが、パパからしてみたら『言葉にしてもらわなきゃわからない』のです。

【2】家事や育児に協力してくれたら褒める

産後、お姑さんに育児に対して細かく指図されたり、口を挟まれるのは嫌ですよね。パパだってママの為に家事や育児を手伝おうとしているのに「ああしろ、こうしろ」「それは違う」と言われるのは嫌なんです。

だから、パパに協力してほしければ余計な口出しはせずに褒めて褒めて褒めまくりましょう。

【3】求めているものの『6割でOK』と考える

近年『イクメン』という言葉が流行っていることから、「うちのパパも赤ちゃんが生まれたらイクメンになるはず!」「育児はできなくても家事はしっかりサポートしてくれるだろう」と期待するママはとても多いもの。しかし、多くの男性は育児や家事の能力は女性よりも劣っている傾向にあります。

「自分と同じように」「メディアに取り上げられるイクメンのように」ハイスペックな育児家事を求めるのではなく“だいたい6割”できれば有難いと思うことが大切です。

パパのことが嫌いになった!『産後クライシス』の恐怖_1

その後の夫婦関係に長~く影響する産後クライシス

産後は人によって様々な心の変化がありますが、それを自ら調べるパパはとても少ないです。産後も仲の良い夫婦でいるために「産後クライシス」の恐ろしさをパパに伝えること、産後もしっかりとコミュニケーションをとることが大切です。

参照/ ベネッセ教育総合研究所「「産後クライシス(危機)」で夫婦に何がおこる_!  ~初めての出産後、夫婦の愛情低下を防ぐカギとは~ 」
NHK生活情報ブログ_NHK「”産後クライシス”ひょっとしてあなたも?!」

 ※画像はイメージです。企画とは直接関係ありません。

(取材・文/大野えりか)

mamaPRESS編集部

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