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2014.07.08

夏の今だからこそ!子どものための「PM2.5対策」

夏の今だからこそ!子どものための「PM2.5対策」

 一時期ニュースになった『PM2.5』
収まった今こそおさらい!
光化学スモッグにも要注意!


 


夏の今だからこそ!子どものための「PM2.5対策」_1


『PM』は一年中、いつでも
  どこでも存在している!


PM2.5の濃度が高い時は
    屋内で過ごし、外出時は
    高機能マスクをしよう。


呼吸器系の症状が出たら
    なるべく早めに医療機関へ!


 


この冬にニュースでよく話題になっていた『PM2.5』、最近めっきりその言葉を聞かなくなりました。中国ではこの冬、北京などの大都市で、微小粒子状物質「PM2.5」の濃度がWHO世界保健機構の指針の10数倍になる日が続くなど、大気汚染が深刻さを増しています。
ちょっと気が早いですが、危険度の低い夏のうちに、来年またやってくる『PM2.5』に備えて、対策方法などをご紹介します。


 


そもそも『PM』ってなんだろう?

「PM」は「粒子状物質」、英語で言うと「Particulate matter」で頭文字を取った略語です。「夏になれば気にしなくてもいい」と思っている方も多いですが、実際にはこのPMのひとつ、『PM2.5』は一年中、屋外でも家の中にいても空気中にあるものなのです。


冬~春にかけて多くなるこの『PM2.5』ですが、健康被害を避けるためには、PM2.5を吸い込む機会をできるだけ減らすことが一番です。環境省では、暫定指針値である1日平均値70マイクログラムを超えた場合の行動の目安として、「不要不急の外出や、屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らす」としています。お子さんの場合は、暫定指針値を超えていなくても、十分な注意が必要です。


 


このほかの対応としては…

○ マスクを着用する
○ 空気清浄機を使用する
○ 換気や窓の開閉を必要最小限にする
○ うがい、手洗いを徹底する


といったことが挙げられます。


PM2.5は粒子が非常に細かいため、マスクや空気清浄機の効果は種類によるところも大きいのですが、何もせずに無防備でいるよりは良いのではないでしょうか。高機能で有効性の高いものが手に入れば、それに越したことはありません。


 


自分でチェックできるサイト
もあります!


環境省や各自治体から公表されている観測データをこまめにチェックして、お子さんの体調に変化がないかどうか見てください。お子さんを守るためには、保護者の方が適切に判断することが必要です。


■日本気象協会tenki.jp「PM2.5分布予測」


■ 大気汚染物質広域監視システム 「そらまめ君」(環境省)
PM2.5のほか、各種の大気汚染物質の測定時報値を提供しています。


 


■ 黄砂情報提供ホームページ(環境省・気象庁)
黄砂観測の速報値、今後の分布予測など、さまざまな情報が確認できるポータルサイトです。


 
PM2.5や光化学スモッグは
こんな症状に要注意!

最近は、2~3歳の小さなお子さんが花粉症にかかることもあり、花粉症発症の低年齢化が指摘されています。PM2.5の影響で、花粉症による鼻水や目のかゆみだけではなく、息苦しさや喉の痛みなどを同時に感じることもあるかもしれません。


PM2.5は、肺になんらかの疾患をもたらすことも考えられますので、この時期、お子さんが呼吸器系に異変を訴えたら、なるべく早めに医療機関を受診するようにしてくださいね。


 気温が上がるこれからの季節は『光化学スモッグ』にも要注意です! 5~9月頃の、日差しが強い晴れ又は薄曇りの日で、気温が25℃以上あって、風の弱い日に光化学オキシダントの濃度が高くなりやすいです。

目の痛み、咳、気分の悪さなどが挙げられますが、 まれに重症化すると呼吸困難、手足のしびれ、めまい、頭痛、発熱、嘔吐、意識障害などの症状を引き起こすこともあります。
発表される情報に注意しながら、夏の外遊びを快適に過ごしてくださいね。






文/Sayulily
【参照サイト】子どもの安全ブログ(secom)


 


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