2015.08.25
産後の悩みをプロの先輩ママがサポートする『産後ドゥーラ』とは?
産後すぐのママは外出もままならず、子ども中心の生活で孤独感に悩む人も少なくありません。
特に初めての出産では不安ばかり。赤ちゃんのちょっとした変化が気になるけれど、わざわざ助産師や保健師に聞くほどのことでもなかったり…。日々悶々としてしまう方も多いようです。
そんなママのために、新しい産後ケアサービスを行う『ドゥーラ』がいま、日本でも注目されています。
『産後ドゥーラ』ってなんでしょう?
出典:一般社団法人ドゥーラ協会
『ドゥーラ』とはギリシャ語で「他の女性を支援する、経験豊かな女性」という意味の言葉です。
ひと昔前の日本では、家族やご近所さんみんなで子育てをするような社会でした。
しかし現在は核家族化が進んで、ママが一人で家事育児をこなす家庭が増えています。気軽に育児の相談や悩みを打ち明けられる人が身近にいないというママも多いでしょう。
そんなママをサポートしてくれるプロの先輩ママが『産後ドゥーラ』です。育児や家事のプロとして資格を持った女性が、先輩ママとしての経験を活かしてママに寄り添ったサポートしてくれます。
どんなサポートをしてくれるの?
『産後ドゥーラ』のサポートは
① ママのサポート
② 家事サポート
③ 育児サポート
この3つが主なサービスですが、ベビーシッターやヘルパーなどと大きく違うのは、産後のママに寄り添った良き話し相手であることです。「ただただ、誰かと話したい!」そんな気持ちになったことはありませんか?
子どもはみんな違います。それぞれの個性があって、育児書や他の子と同じようにはいかないこともあります。そんなときにも『産後ドゥーラ』はママの声に耳を傾け、先輩ママとしてのアドバイスをしてくれます。
『産後ドゥーラ』を利用したママの声
「出産はゴールではなくそこから育児のスタートだと思います。1人目のときに無理をしたことで心身共に疲れ切ってしまいました。そこで今回は無理をせずに誰かの力を借りようと思い利用しました。
料理を中心に沐浴やアロマトリートメントなどの身体ケアもしていただきました。ドゥーラを利用したおかげで家事スキルが上がりました。(44歳第3子産後利用)」
「1人目は夜泣きが酷く、隣で寝ている夫にイライラしたり大変な思いをしました。そんな経験もあって、テレビで知ったドゥーラのサービスを2人目のときは利用しようと思いました。
料理と風呂掃除をお願いしているのですが、お惣菜などの作り置きもお願いしています。右も左もわからない第1子のときこそ、利用したかったサービスです。(33歳 第2子産後利用)」
利用するにはどうしたらいいの?
『産後ドゥーラ』は妊娠中から利用することが可能です。つわりや大きなお腹で動けないときも、家事サポートや上の子の送迎なども行ってくれます。十分な産後プランニングを行うためにも妊娠中から申し込んでおくと安心です。
登録されている『産後ドゥーラ』を、最寄り駅などから検索します。利用料金はそれぞれのドゥーラによって違うので、プロフィールを参考に探してみてください。
病院に行くほどではない相談や悩みを、気軽に話せるのが『産後ドゥーラ』。産後の悩めるママたちの救世主とも言える存在になるのではないでしょうか?
ママにも赤ちゃんにも家族のためにも、一人で抱え込まず『産後ドゥーラ』の利用を選択肢として加えてみてもいいかもしれません。
文/津田マリリン
PHOTO/Tom
参考/
一般社団法人ドゥーラ協会「ドゥーラとは」
ドゥーラ協会公式ブログ
津田マリリン
1977年愛知県出身。アプリ開発の経験を活かし、All aboutのiPhoneアプリガイドとして執筆中。ママのためのスマホ&アプリ活用術をお伝えしていきたいです。心理カウンセラーの資格...
詳しくはこちら