2015.09.05
いまさら聞けない、…でも知りたい! 『幼稚園』と『保育園』の違い
子どもを幼稚園か保育園のどちらに入れるか、あなたは何を基準に選択しましたか?
ワーキングママなら選択なしに保育園、専業主婦なら幼稚園に入れるのが主流になっているようですが、そもそも保育園と幼稚園の違いについて、ご存知ないママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は幼稚園と保育園、この2つには一体どんな違いがあるのかをまとめてみました!
待機児童数問題が続く『保育園』ってどんなところ?
保育園は仕事を持つママや家庭の事情で保育できない場合、保育をしてくれる児童福祉施設。保育園によっては教育に力を入れて、積極的に取り組んでいるところもあります。
入園できるのは0〜1才から小学校入学前まで、保育士資格を持っている先生がいます。おひるねやおやつ、補食の時間があるのが特徴で、夏休みや冬休みなどは基本的にはありません。所管は厚生労働省です。
受け入れが低年齢化している『幼稚園』はどんなところ?
幼稚園は学校教育法に基づいた、教育を行う学校です。最近では保育園の待機児童数の増加に伴い、保育という概念を持っている幼稚園も増えています。
入園できるのは3才から小学校入学前までが基本で、幼稚園教員免許を持つ先生がいます。昼食以外の食事はなく、14時にはお迎えの時間になる園がほとんど。延長保育や預かり保育がある場合は17時〜19時まで保育をしてくれる園もあります。
夏休みや冬休みは小学校などと同様にあり、文部科学省が所管です。
うちの子はどっちに入れるべき? 簡単な判断方法
どちらに入れるかの判断材料として最も優先されるのは、「家庭環境」と「ママの仕事状況」。育児休暇を取っているならリミットがあるため保育園が選択されますが、親と同居もしくは近所に住んでいて、送り迎えや帰宅後に子どもをみてくれる人がいるなら幼稚園でもOKですよね。
また、両者に共通して見るべきところは、「どんな教育方針を持っているか」。自然教育に力を入れているところもあれば、小学校受験を第一に考えている園もあります。自分の子どもに何を学んで欲しいのか考え、それにより近い園を探しておきましょう。
見学ができるところがほとんどなので、入園前の見学会などは見逃さずに参加しておくといいですよ。
幼稚園と保育園を比べてみると所管は違いますが、最近はその境がほとんどなくなっているのが現状のようです。というのも、保育園の待機児童の問題で保育をしてくれる幼稚園が増え、教育に力を入れる保育園も増えているから。
保育園に入れるのが難しいフリーランスのママも、幼稚園で延長保育をうまく利用すれば、育児と仕事の両立が不可能ではありません。自分のライフスタイルに合わせて、保育園と幼稚園の選択は慎重に決めていきたいものですね。
ナミエマユコ
大自然と動物と、美味しいものが大好きなフリーライター。最近一児の母になりました。なってみて解ったのは、子育ては幸せな反面、悩みも尽きないってこと。そんな悩めるママたち...
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