2015.11.09
子どもの「なりたい!」を叶える魔法の『夢絵日記』
子どもに絵日記を書かせていますか? 絵日記は、小学生のときの「面倒くさい夏休みの宿題」というイメージがありますが、書き方次第では夢を叶える最強ツールになるんです!
子どもの、「これしたい」「こうなりたい」「あそこに行きたい」という小さな夢(願望)や大きな夢(希望)を絵日記に書かせることで、子ども自身が変わり、夢を叶えるパワーを身につけるようになります。
今回は、そんな夢絵日記のやり方を紹介していきたいと思います。
夢絵日記って何?
今では「こうしたい・なりたい」と思うことを書き出す『夢ノート』の効果はあらゆる場面でとり上げられていますよね。大人は夢ノート(未来日記)ですが、まだ上手に文章が書けない子どもは、そこに絵がプラスされた夢絵日記(未来絵日記)がおすすめ。
絵日記と夢絵日記との違いは?
ここで、普通の絵日記と、夢絵日記の違いについて説明しておきたいと思います。
・絵日記
絵日記は、その日にあった出来事や感想、思い出を絵と文章で作っていくものですよね。楽しい出来事などの思い出で、今より昔のこと。過去の出来事を中心に作られるものです。
・夢絵日記
夢絵日記は、これからこうなりたい、行きたい、したいなどの希望や願望、目標を書いていきます。特にルールもないため、心の思うまま妄想でも大丈夫! とにかく、今より先の未来に叶えたい願望をどんどん書いていくものです。文章が上手に書けないうちは、絵で描いてもいいでしょう。
ただ、ここで一つ肝心なことがあります。それは、文章を書く場合は、文末をすべて未来完了形で書かせることです。
未来のことで、まだ実現していないことでも、「~なりたい」ではなくて「~なった」などと書きます。未来完了形で文や絵を書くことで、子どもの未来の可能性はどんどん広がっていきます。
実はあのプロアスリートもやっていた!未来完了形
サッカーの本田選手の小学校の卒業文集がすごい!と話題になりましたが、まさにそれが夢を夢で終わらせない夢ノートですね。その卒業文集は、こちら。
「将来の夢」 ぼくは大人になったら世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。
だから今ぼくはガンバッている。 今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。
そして 世界一になったら 大金持ちになって親孝行する。
Wカップで有名になって ぼくは外国から呼ばれて ヨーロッパのセリエAに入団します。
そしてレギュラーになって10番で活躍します。
一年間の給料は40億円はほしいです。
プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り 世界中の人が このぼくが作ったスパイクやジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。
一方 世界中のみんなが注目し 世界中で一番さわぐ4年に一度のWカップに出場します。
セリエAで活躍しているぼくは 日本に帰りミーティングをし 10番をもらってチームの看板です。
ブラジルと決勝戦をし 2対1でブラジルを破りたいです。
この得点も兄と力を合わせ 世界の強ゴウをうまくかわし いいパスをだし合って得点を入れることが ぼくの夢です。
実際に6歳児とやってみました!
夢を夢で終わらせないために、ママとして何かサポートをしてあげたい! 子どもに沢山の夢を抱いてほしい! 未就学児でも夢ノートを書けたらな…と思い、子どもにも夢絵日記を試してみました。
我が家で実践した、未就学児でもママと一緒にできる夢絵日記の書き方をご紹介します。
1) 子どもの「やりたい」「したい」を思うままに書かせます。字を書く練習にもなるのでオススメです。この時、未来完了形で書くことを忘れずに!
まだ自分で字が書けない場合、子どもの声を聞いてママがノートに書きましょう。
2) 先ほど書いた夢や目標が実際に叶っている様子を絵で書きます。
我が子はこの夢絵日記を書くようになってから、自分から進んで行動するようになりました。例えば、「サッカー選手になりました」と書いたその日から、一人で練習をするようになったり。夢絵日記を書く前と書いた後では、同じ行動でもびっくりするほど上達の違いを感じました。
夢絵日記を書かせる際、ママが注意しないといけないことは、口や手を出さないこと。まだ字を書くのも時間がかかりますが、じっと待ちましょう。子どもの無限に広がる夢・希望・願望・妄想に笑うことなく、評価することなく、ただただ隣で聞いてあげるのです。
そうすることで、子どもは嬉しくて、夢だらけのノートを完成させます。不思議なことに、ノート1冊終わる頃には、まだ未来のことだった夢が過去になっているということも少なくありませんでした。
子どもの夢がたくさん詰まった夢絵日記。もしかしたら、未来のトップアスリートとして我が子が活躍している日が来るかもしれませんね。
ヤマムラ ユイ
1987年生まれ 鹿児島出身 鹿児島在住。6歳の男の子、8ヶ月の女の子の2児のママ。調理の専門学校卒業後、”食”に携わる仕事にずっと就いていましたが、子どもを出産して育児をしなが...
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