2016.01.03
体温を上げて免疫力アップ!ウィルスに負けない体を作ろう!
冬は風邪やインフルエンザの流行が心配の種。予防接種や手洗いうがいなどで予防をしているつもりでも、子どもが園や学校でもらってくれば、家族全員共倒れの可能性も…。
ところが、体温を上げることで、ウィルスに負けない体を作ることができるのです。
免疫ってそもそもなんでしょう?
よく「免疫力アップ!」と聞きますが、免疫力とはなんでしょう? 免疫力とはインフルエンザなどの体内に侵入したウィルスや、体の中で発生したガン細胞などをやっつけてくれる力のことです。
この力を司るのがNK細胞(ナチュラルキラー細胞)で、生まれたときから徐々に増加して、20~30代をピークに減少していきます。
ウィルス性の病気に子どもや年配者がかかりやすいのは、NK細胞が少なく免疫力が低いのが理由だったのですね。
免疫力をアップさせるためにはNK細胞を活性化させることが必要ですが、そのひとつに体温が大きく影響しているのです。
ガン細胞が活発化するのは35度?!
体温が1度上がるだけで、NK細胞は5~6倍も活性化します。逆に体温が1度下がると、その働きは30%以上低下し、体の代謝も12%落ちることで太りやすくなります。
昨今、芸能界を中心に話題となっているガンですが、改めて関心を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか? ガン細胞は毎日のように体内で発生していますが、NK細胞がその都度やっつけて、ガン化するのを防いでくれています。このガン細胞は35度が一番増殖しやすく、39度を超えると死滅します。
体内を39度以上にするには、体温は36.5度が理想だと言われています。ママの中には平熱が36.5度もない…という方もいらっしゃるのはないでしょうか?
そんなママのために体温を上げる方法をご紹介しましょう。
体温を上げるための5ヶ条
1、適度な運動をする
体を動かすことで、血液やリンパの流れが良くなり代謝と免疫力が向上します。1日20分以上のウォーキングが理想ですが、家の中でも同等の運動ができますので、無理のない運動から初めてみると良いでしょう。
2、 正しい食生活を心掛ける
体温を上げるのに「この栄養素が良い!」と特記するものはありませんが、NK細胞が多く存在する腸内の環境を整える意味では、乳酸菌・発酵食品・海藻・きのこなどがオススメです。偏らないようバランスの良い食事内容を心掛けましょう。
水分は摂りすぎないようにして、「腹八分目」を目安に、お腹いっぱいになるまで食べないようにします。
3、 ストレスは溜めない、よく寝てよく笑う
どんな人でも大なり小なりストレスを抱えてしまうものです。このストレスも溜めすぎると病気の原因になります。自分なりのストレス解消法を見つけておくようにしましょう。
質の良い睡眠中には成長ホルモンが活発に分泌されます。子どもの成長にも重要なホルモンですが、大人にとっては細胞を修復してくれるホルモンとなります。また、笑うことで病気が改善するというデータもあるくらい、笑うという行為は体に良いことです。
自分だけでなく周りも健康になれるかもしれませんね。
4、 全身浴で体を温める
シャワーで済ますより、40度くらいのお風呂に10分ほど浸かってしっかり体を温めます。そうすることで、腸内の温度が上昇して、NK細胞が活性化しやすくなります。全身浴は水中の浮力でリラックス効果もあります。
5、 体を冷やさないようにする
夏場はエアコンをガンガンに効かせたり、お風呂上がりに冷たい飲み物をキューっと飲みたくなりますが、年中通して、極端に体を冷やす行為は避けた方が良いでしょう。
冬場も、手袋やカイロなどの防寒グッズを活用して冷やさないのが大事。特に女性は、お腹周りから足先までの下半身を冷やさないようにすれば、女性特有の症状の改善にもつながります。
最近は、女性や子どもを中心に低体温が多いと言われます。その原因もさまざまですが、親子で体温36.5度を目指した生活習慣を始めてみてはいかがでしょうか? 体温を上げて免疫力が上がれば、ウィルス性の病気だけではなく、アレルギー性の症状にも改善がみられるとの報告もあります。
体温&免疫力をアップさせて、病気に負けない体作りを目指してくださいね。
参照/
行列のできる情報館「体温を上げる重要性!免疫力を高めて強い身体を!」
免疫向上委員会「免疫力とは?」
免疫力向上委員会「免疫力向上のカギ「NK細胞」
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性すると免疫力が高い
津田マリリン
1977年愛知県出身。アプリ開発の経験を活かし、All aboutのiPhoneアプリガイドとして執筆中。ママのためのスマホ&アプリ活用術をお伝えしていきたいです。心理カウンセラーの資格...
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