2016.01.04
子どもの『冷え性』がもたらす、身体へのダメージとは?
一般的に『冷え性』というと、私たち成人女性が発症するものだという認識があります。しかし、大人だけでなく子どもも、寒い季節に冷え性になるケースが増えています!
子どもの時期に冷え性になった場合、身体へのダメージもかなり大きいので、ママたちも注意が必要ですよ!
子どもの『冷え性』が増えている日常生活の原因って?
子どもの『冷え性』が増えている原因は、現代人によくありがちな生活習慣です。『冷え性』になりやすい生活習慣は次の通り。
- 乱れがちな食生活→栄養の偏りがある食事。食事を一食抜くことが日常茶飯事になっている。
- 生活リズムの乱れ→早寝早起きからかけ離れた生活。昼夜逆転や夜更かしなど。
- 子どもを取り巻く生活環境の変化→エアコンなどの発達により、一年中快適に過ごせるので、体温のコントロールがしにくい身体になっている。
他にも、今の子どもの“遊び”と言えば、ゲーム。遊び以外で身体を動かす機会が減っているので、汗をかくなどの身体の代謝がうまくできていないケースも、冷え性の原因として挙げられます。
子どもが『冷え性』体質になると、身体の変化はどうなるか?
「もしかして、自分の子どもが『冷え性』かも…。」と気になったら、ママが数日間、同じ時間帯に子どもの体温を測ってみてあげてくださいね。冷え性の子どもの平均体温は、通常平均体温の36℃に届かず、35℃後半。つまり、「冷え性=低体温」ということになります。
そして、冷え性が慢性化していくと、子どもの身体にも変化をもたらします。まず、体温が1℃下がると免疫力が30%も下がり、風邪などの病気にかかりやすくなります。
次に、冷え性は身体の循環が良くない証拠なので、自律神経が乱れがちになり、感情を抑えるなどの自己コントロールがしづらくなります。
また、女子の場合、初潮から数年経過すると、月経のタイミングがほぼ規則正しくなりますが、冷え性になってしまうと月経のタイミングも不規則の状態が続きます。
今からでも、遅くない!ママが解消する子どもの『冷え性』対策
子どもの『冷え性』は持って生まれた体質ではないので、ママのケア次第で解消もできますよ!
冷え性の身体は血流が悪くなっています。まずは血流を良くする生活を意識してみましょう。根菜類やりんごなどの冬に出回る野菜や果物は身体を温めるので、普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。あくまでも、栄養バランスを考えた食事が前提です。
そして、代謝を上げるために積極的に身体も動かすことも、冷え性改善には効果的です。他にも足首部分を温めると血行も良くなるので、冬場の自宅で裸足になるときは“レッグウォーマー”もオススメです。ぜひ、お試しを!
昔から「冷えは万病のもと」とも言われています。常日頃から子どもが『冷え性』にならないよう、ママたち大人が健康な身体作りのサポートを行いましょう。
参照/
冷え性改善ガイド~HOTな女になる!「子供の冷え症」
しらべぇ「数字でも如実な子供の“冷え”増加 万病のもと”冷え”を防ぐ『温朝食』理想レシピ」
たかるみ
中学生の娘と小学生の息子を持つ二児のアラフォーママ。短大卒業後、某メーカー勤務を経て 、結婚。出産後は園や学校の役員委員で「文書を作成する」奥深さを実感し、ライターの仕...
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