2016.01.18
最近、増加の傾向!『若年性更年期障害』になる理由と対策とは?
皆さんもご存じの通り、『更年期障害』とは、40代半ばくらいの閉経の時期を向かえた女性に多くみられるもので、イライラやのぼせといった症状があります。ところが今、20~30代の子育て中のママにも、それに似た症状『若年性更年期障害』が出る人が増えているんです!
『若年性更年期障害』の症状について
『若年性更年期障害』は、女性ホルモンのバランスが崩れ、感情的になったり、ときには感情コントロールもできない…といった症状で、一般的な更年期障害と変わりはありません。また、激しい頭痛に悩まされることもあります。
ただ、大きく違っている点は2つあります。それはまず、言うまでもありませんが、発症する年齢が比較的若いということ。次に、月経があることが普通の年齢で、生理不順になること。最悪の場合、40代を迎える前に「閉経」になってしまうのです。
なぜ、『若年性更年期障害』が増えているのか?
『若年性更年期障害』が20~30代の女性で、増えている理由は次の通りです。
「やせ願望」がある女性の増加
人気モデルや芸能人の影響により、「スタイル&外見が良いこと」という考えが定着している。
食生活の乱れ
ダイエットのために食事を抜いたりすることで、その年齢に摂るべき栄養が欠ける。
生活環境の乱れ
毎日の起床や入眠の時間が、日によって大きく違っている。それが積み重なると“自律神経”が乱れる恐れも。
初潮の年齢が比較的早かった
早い年齢から排卵が始まると、30代後半から減る傾向にあるといわれる排卵数が、30歳前後から減り始めることも。
以上の4つの項目は、いずれも「女性ホルモン」と関係しています。もし、自分に当てはまる項目があれば、改善を考えてみてはいかがでしょうか。
もし、ママが『若年性更年期障害』になったら、家族生活の影響は?
現役の子育て真っ盛りのママが『若年性更年期障害』になった場合、生活面でも多かれ少なかれ、家族への影響を与えることになります。
まず、ママの “喜怒哀楽”が激しくなり、家族もそんなママの姿を心配するかもしれません。デリケートな子どもの場合は、ママへかなり気を遣ってしまい、複雑な心理状況になります。次に、二人目や三人目を授かりたくても、早めに閉経したり、ホルモンバランスが乱れたりしているので、『不妊』になる傾向もあります。
怪しいと思ったら、専門家や信頼できる人へ相談を
『若年性更年期障害』は生理不順やのぼせといった症状が出るので、「何だか怪しいかも」と思ったら、自分で解決するのではなく、婦人科の受診をオススメします。専門家のケアにより未然に『若年性更年期障害』を防ぐこともできます。
日常生活においても、好きなことで気持ちがリフレッシュできることを探してみることも、心身のバランスを整えるのに良いでしょう。
現在の生活環境を見直し、改善すべきところを変えていくことが大切です。育児も仕事も全力投球してしまうママは、ホルモンバランスも崩してしまう場合があります。
一人ですべてを背負わず、何かあったらパパや実家へ“SOS”を出してみることも頭に入れておいてくださいね!
参照/
明日も元気!「20代・30代に増える若年性更年期障害:原因と改善策は? 」
イクシル「最近増えたイライラやのぼせ。30代なのに更年期ですか?」
女性の美学「30代でも現れる更年期障害…若年性更年期障害の症状と緩和方法」
たかるみ
中学生の娘と小学生の息子を持つ二児のアラフォーママ。短大卒業後、某メーカー勤務を経て 、結婚。出産後は園や学校の役員委員で「文書を作成する」奥深さを実感し、ライターの仕...
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