2017.01.24
大人気絵本『バムとケロ』シリーズの“レシピブック”が素敵すぎる!
大人気の絵本『バムとケロ』シリーズ(島田ゆか作、文渓堂)。このシリーズは楽しいストーリーとかわいらしいイラストに加え、登場するごちそうも魅力の1つ。絵本を読んでいる子どもに、「これ食べたい!」なんて言われたママも多いのでは?
そんなママに朗報! 絵本に登場する料理のレシピブックが出ているんです♪ 作者の島田ゆかさん監修の公式レシピブックで、とても楽しい本なので紹介します!
『バムとケロ』シリーズって?どんなレシピブックなの?
『バムとケロ』は、ブルテリアのバムとかえるのケロのお話。ふたりは一緒に暮らしています。料理や家事が得意なバムと、いたずら好きで食いしん坊のケロ。いたずらっ子のケロと几帳面でしっかり者のバムの生活は、子育て中の親子のようにも見えて、大人も楽しめる絵本シリーズです。
1994年発行の『バムとケロのにちようび』から始まり、大型絵本や小型絵本、英語版なども出ています。
そしてこの絵本シリーズに出てくる食卓は、おやつも食事もいつもとってもおいしそう! 今回紹介するレシピブック『バムとケロのおいしい絵本』は、作者の島田ゆかさん監修で、シリーズに登場するバムとケロが楽しんだレシピが紹介されているんです!
絵本に登場する約10メニューが登場!
『バムとケロのにちようび』に登場する“やまもりドーナツ”、『バムとケロのそらのたび』でおじいちゃんのお誕生日に作る“バースデーパーティーメニュー”など、約10レシピほどが絵本に 忠実に再現されています♪
レシピが魅力的なのはもちろんですが、ケロ型ドーナツの作り方や、オムレツにケロちゃんの絵をケチャップで描く方法なども載っていて、お楽しみがいっぱいです!
作り方の手順は写真を交えつつ丁寧に紹介されています。とてもわかりやすいのですが、文字が多く読み仮名もないので、子どもが一人で作るのは難しいかと思います。
小さな子どもなら、絵本を読んだあとにママが作ってあげたり、小学生くらいの子どもなら一緒に作ったり…というのがおすすめです♪
絵本と同じく本の隅々まで楽しめる!
『バムとケロ』シリーズは、本の細部までいろんな書き込みや仕掛けがあって、“見て楽しめる”のも魅力。
このレシピ本も、作者の島田さんによるイラストがいろんなところに登場します。 画像では、本の余白で大量の卵の殻を運ぶケロの後ろ姿が…! レシピを読みつつ、イラストを探して楽しむのもいいですね♪
さらに、バムやケロたちのステンシルプレートや、特製クッキーが作れる型紙も付いています。島田ゆかさん描き下ろしの4コママンガも掲載されていて、最初から最後までお楽しみがいっぱい!
絵本で見たおやつの登場に、子どもも大喜び!
筆者もいくつか作ってみました♪
画像は『バムとケロのおかいもの』に登場する“ケロちゃんのパンケーキ”です。このケロちゃんの絵は、あらかじめココアを混ぜておいた生地でフライパンに直接描いています。ケロちゃんの絵は難しいかなと思い、何度か紙にペンで練習したのですが、予想外に簡単でした!
もともとパンケーキはよく作るのですが、このレシピは少量のヨーグルトが入る配合で、牛乳とヨーグルトの水分量のバランスが良いのか簡単にふわふわで厚めに焼けて 、絶対また作ろう!とお気に入りになりました。
顔を描くのはちょっと面倒に思えますが、ほんのひと手間で子どもが大喜びするので、ぜひおすすめしたいです♪
こちらは『バムとケロのにちようび』に登場する“やまもりドーナツ”。ドーナツは揚げものでちょっと難しいイメージですが、このレシピの生地は卵と牛乳の量のバランスがいいからか、 扱いやすくて作りやすかったです。
指定の分量だと3倍の分量で作らないと絵本のような山盛りにはならないのですが、そのままでも約20個できるので、全部お皿に盛り付けると家族が「わぁ!」と喜ぶこと間違いなしです♪
息子はまだ2歳半に満たないのですが、この絵本シリーズをよく眺めています。このドーナツを作ったときは、「バムとケロのドーナツだよ」と言っても、あまりピンと来ていなかったようで、単純におやつのドーナツとして喜んでいました。でもそのあと絵本のページを開いて見せると理解したようで、交互に指をさしてははしゃいでいました♪
絵本の世界観がつまったレシピ本なので、絵本のファンが楽しめるのはもちろんですが、絵本を読んだことのない人も見て作って、幸せなになれる本です。絵本を読んだあとに、子どもと一緒に作るのも楽しいですね。
橘 佑佳
2014年に男の子を出産、ライターとして活動しています。食べることと料理が好きで、食育インストラクターとフードアナリストの資格をとりました。息子にいろいろ作ってあげたい、...
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