2017.04.15
今すぐチェック!専門家による『スマホ育児』のガイドラインがわかりやすい!
“スマホ育児は子どもにとって良くない”というのはなんとなく耳にすることは多いですよね。とはいえ、完全にスマホと子どもを切り離すのは正直難しいものです。
いったいどの程度なら、スマホを使ってもいいの? そんな疑問を抱くママ必見。とっても分かりやすいスマホ育児のガイドラインが『子どもネット研』から発表されました。
『子どもたちのインターネット利用について考える研究会(子どもネット研)』とは?
2008年に設立された『子どもたちのインターネット利用について考える研究会(子どもネット研)』は、子どもたちにインターネットを使う際のリスク教育を促進し、安全にインターネットを使える環境作りに取り組む団体です。
そもそも、最近よく耳にする『スマホ育児』とは、スマートフォンなどのタブレット型端末を育児に利用すること。
広い意味では、育児の情報収集にスマホを使ったり、知育系のアプリを親子で利用したりすることなども含まれますが、最近は子どもにスマホで好きに遊ばせることや、親がスマホを操作しながら子どもと過ごすなどの状態を指して、批判的に呼ばれることが多くなってきました。
スマホ育児の子どもへの悪影響とは?
スマホを子どもの周りで使いすぎることによって、いったいどんな影響があるのでしょうか?
- 子どもが「ママはスマホばかり見て、自分を見てくれない」と思うようになる
- 親子のコミュニケーションの時間が減る
- 子どもの視力が悪化する
などの悪影響が指摘されています。
スマホ育児による悪影響をより詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェック!
スマホ育児を続けるとどうなる?知っておきたい子どもへの影響
話題の絵本『ママのスマホになりたい』が考えさせられる!
具体的には子どものスマホ利用はどの程度だったらOKなの?
子どもへの悪影響を抑えるためには、未就学児へのスマホの利用は具体的にどこで線引きすべきなのでしょうか。子どもネット研の発表したチェックリストでは、以下のような項目を設けています。
利用時間は、1日に合計で1時間以内にする
視力発達への悪影響を防ぐための項目です。また、動いている電車や自動車の中ではさらに視力への悪影響が強いため、利用を避けるようにとしています。
見ている動画や遊んでいるゲームの内容は、保護者が把握・管理する
子どもが一人で見ていると、知らないうちに不適切な情報に触れてしまう恐れも…。子どもの発達にふさわしい内容のものを選ぶよう促しています。
使うときの“お約束”を作る
ただスマホを遠ざけるのではなく、“食事中は使わない”、“寝る30分前にはスマホを使うのをやめる”など親子でルールを決め、その範囲で使うようにしましょう。
パパとママで言うことがちがう…ということになると、子どもは混乱してしまいます。この線引きはあいまいではなくなるべく具体的なものにしましょう。
チェックリストに合わせて、各項目の解説シートもついているので、より正確な知識を得られるようになっています!
あなたは大丈夫?ママ自身の使い方もこの機会にチェックしてみよう!
子どもネット研によるガイドラインには、保護者自身の知識や使い方を確認する項目も!
“食卓にスマホを出さない”、“人と話しているときは使わない”など、子どものお手本となる使い方を心がけている
子どもは小さいうちから大人の言葉や行動をマネしながら成長していきます。将来子どもにさせたくない使い方をしないよう心がけ、良いお手本になることを促しています。
パスコードによるロックやフィルタリング設定などの知識がある
子どもの発達に応じて必要な保護者による管理ができるよう、あらかじめどんな機能があるかを調べておくよう訴えています。
自分もチェックしてみよう!と思ったら、こちらのリンクからチェックリストと解説シートがダウンロードできます。
子どもネット研「未就学児の情報機器利用 保護者向けセルフチェックリスト(3歳から6歳)」
3歳から6歳の子どもの保護者向けのチェックリストですが、それ以外の年齢の子どもを持つママが見ても勉強になる内容です。
また、保護者に向けてのチェック項目はまだ子どもにはスマートフォンを使わせていないという方も参考になるので、ぜひ目を通してみてくださいね。
PHOTO/Patryk Kosmider/Shutterstock
参照/
INTERNETWatch「“スマホ育児”で越えてはいけない一線を具体化、保護者向けセルフチェックリスト公開」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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