モデル流“美のヒケツ”は負担をかけないこと【モデル 黒木なつみさんインタビュー 前編】

肌は休ませることを重視！メイクもナチュラルコスメのほうが、肌の調子がいいんです

――メイクなどの美容アイテムはどんなものを使っていますか？

仕事柄メイクをしなきゃいけない時間が長いので、むしろ家では極力すっぴんで、肌を休めるようにしています。

メイクするとしても、ここ最近はずっとナチュラルコスメですね。肌に負担がかからない感じがして、使い始めてからは肌トラブルもほとんどないし、調子がいいんです。

いつも持ち歩いているアイテムも、リップにコンシーラー、ハイライト、ハンドクリーム…あとはのど飴（笑）。のど飴の缶にはハーブティーのティーバッグも入ってます（笑）。こんなところです。

リップとコンシーラーは、お気に入りブランドのナチュラルコスメで、口に直接つけるリップはとくにオーガニックのものを選ぶようにしています。

白いボトルはヘアオイルなんですけど、顔にも体にも全身使えるものなので、髪につけたついでに首や手にも伸ばして使っています。

――この中でも一番のお気に入りはどれですか？

リップですね。モデルのお仕事でも服に合わせて色を変えたりしますが、プライベートでも何本か持ち歩いて、昼は明るめの色、夜お出かけするときはダークめの色にしてみる、など時間帯やシチュエーションに応じて使い分けたりしています。

リップの色を変えるだけでも気分を変えられるので、気持ちが沈んだときや疲れているときはリップを変えて気持ち上げたり、切り替えたりするための必需アイテムなんです。

子育てにはストレスがつきもの。自分にとっての解消手段をいくつか知っておけばすぐにシフトチェンジできる

――食べるものや肌においても、つねにストレスをかけないことを意識されているようですが、子育てでストレスはないのですか？

もちろんありますよ！　一番辛かった時期は、子どもが歩き始めてから話始めるまでくらいかな。目が離せないからずっとそばを離れられないし、言葉でのコミュニケーションがとれないから何で泣いているのか分からないし…。

今はもう5歳なので当時よりはだいぶ手がかからなくなりましたが、まだ寝かしつけには苦労しています。ベッドに入ってもなかなか寝てくれなくて、1時間くらいかかるとさすがにイライラしちゃいます。

――そんなときはどのように解消されているのですか？

溜め込むのが苦手なので夫に話しますね。話を聞いてもらうとすっきりします。

疲れたときはヨガ。ヨガで深い呼吸をするとリラックスするし、頭もクリアになって、いやなことも忘れられます。

「あ～もう今日ストレス溜まってるから飲んじゃおう！」って、お酒で発散させることもありますよ。とくに、子どもを夫に預けてお友達とお酒を飲みに行けたりしたときは、かなりのストレス解消になります（笑）

こうやっていくつか自分のストレス解消できる手段を持っておくと、すぐにシフトチェンジすることができるんです。

――それには旦那さんの協力も不可欠ですね。旦那さんはよく育児に協力してくれるんですか？

もともと私も産後すぐ仕事復帰しましたし、家事は分担するのが前提になっています。

幸い主人は協力的で、休日も遊園地や旅行、ドライブなど娘中心の生活に合わせてくれますね。

なにより、私のリフレッシュのために子どもを預かって1人になる時間を持たせてくれるのには本当に感謝しています。

たまにでも、1人だけの時間が持てると全然違いますよね。子どもが小さいうちはなかなか難しかったり、気が引けてしまったりするかもしれませんが、どんなママにも、少しでも1人だけになる時間を持ってほしいなと思います。

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心だけでなく、体にも肌にもつねにストレスをかけないことを大切にしている黒木さん。
こんな風に体の中からも外からもバランスよく安定を保つことが、トータルでの美しさにつながっているのだな、と感じました。

12月27日に発行予定のファッション誌『Domani 2・3月号』（小学館）では、ママモデルとして一層美しさに磨きがかかった黒木さんを見ることができます。書店で見かけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。

インタビュー後編では、ファッションデザイナー兼ディレクターとしての顔をもつ黒木さんに、TPOに応じたママコーデのコツを伝授してもらいます！

黒木なつみさんプロフィール
1984年8月6日生まれ。東京都出身。2007年に雑誌『PINKY』でモデルデビュー後、『美人百花』『VoCE』などさまざまな女性誌で活躍。2013年に女児を出産後はママモデルとしても活躍の場を広げる傍ら、自身のファッションブランド『Vicente（ヴィセンテ）』のデザイナー兼ディレクターも務めるなど、多方面で活動中。