2015.03.04
赤ちゃんの気持ちがわかる!魔法の育児法『ベビーサイン』
「我が子ながら、どうして泣いているのかわからない…」そんな経験はありませんか? 赤ちゃんの要求がわかったら、もっと育児が楽になるのに…。実は、そんな願いを叶えてくれる魔法のコミュニケーション法があるんです! その名も『ベビーサイン』。
まだうまくお喋りできない赤ちゃんと、手話やジェスチャーを使ってお話する育児法です。
『ベビーサイン』に関する疑問あれこれ
アメリカで誕生した『ベビーサイン』。メディアでもよく取り上げられているので、知っているというママも多いのでは?
「でも、本当に赤ちゃんがサインをするの?」と疑問に思っているあなた! まずは簡単なサインから取り入れてみませんか? サインは自己流でもOK! 型にとらわれることなく、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう♪
始める時期
お座りができる頃が目安。もちろん、ねんねの時期から始めてもOKですが、まだ手先をうまく使いこなせないので、サインが出てくるまで少し時間がかかるかもしれません。1歳過ぎてから教え始めても大丈夫! むしろ、すぐに覚えて、たくさんのサインをしてくれるようになりますよ。
ポイント
赤ちゃんと目線を合わせて、たくさん語りかけながらサインをすること。サインを教える、というよりも、日常の会話の中に取り入れていくと、自然に赤ちゃんはサインを覚えてくれます。
発達への影響
『ベビーサイン』をしていると、言葉の発達が遅れるのでは?と心配する声もありますが、そんなことはありません。むしろ、『ベビーサイン』を使っていた子の方が、幼児期の語彙数が豊富で言語能力が高いという研究結果もあるそうです。
まずは簡単なサインを教えてみよう
手の動きが簡単で、日常生活に取り入れやすいサインをいくつかご紹介します。
おっぱい(ミルク)
片手を胸の前で、グーパーグーパーする。
授乳のときに、話しかけながらこのサインを見せてあげて。そのうちに、お腹が空いたり、おっぱいが飲みたくなると、このサインをしてくれるようになります。
もっと
両手の指先を閉じたまま、トントンと触れ合わせる。
おしまい
両手を合わせる。
「もっと」と「おしまい」のサインを覚えると、食事のときに「もっと食べる? おしまいにする?」という質問に答えてくれるので、ものすごく気持ちがラク!
「もっと」=「YES」、「おしまい」=「NO」という意思表示にもなり、あらゆる場面で大活躍のサインです。
おいしい
片手で、頬を2~3回軽く触る。
一生懸命作ったご飯を食べてこのサインをしてくれたら、思わずぎゅ~っと抱きしめたくなるくらい嬉しい! 赤ちゃんの好きな物もわかるので便利です。
このほか、「痛い」のサインを取り入れると、赤ちゃんの体の不調に気付いてあげやすくなり、親としても安心。「熱い」「寒い」などのサインも加えていけば、言葉で不快な想いを伝えられない赤ちゃんの気持ちを理解できる、最強のツールになります。
筆者も、息子・娘たちに『ベビーサイン』を取り入れた育児をしています。1歳5ヶ月の娘は、まさにサイン爆発期!
紹介したサイン以外でよく使うのは、「帽子」(お出かけしたいときに連発!)、「お風呂」(お湯を入れだすと、サインをして服を脱ごうとします)などなど…パパもすごく嬉しそうです!
とにかく、サインをしている仕草がすごくすごく可愛い! 我が子の要求がわかると、「私、すごいじゃん!」という親としての自信にも繋がります。
独学でも十分活用できますし、もっと詳しく学びたいという人は、ベビーサインの教室も全国で開かれているので、通ってみるのもいいですね!
写真/水谷 花楓
参照/
赤ちゃんとママのベビーサイン/著・吉中みちる(主婦の友社)
一般社団法人日本ベビーサイン協会
Happy-Note.com「◆ベビーサイン◆赤ちゃんとお手てでお話しよう!」
水谷 花楓
東京の出版社で雑誌広告営業を7年間、その後、結婚して大阪に移転、リフレクソロジーの資格取得、受付嬢、社長秘書とやりたかった職種はすべてクリア!現在は、パンダで有名な和...
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