2014.12.17
アルコールは効果なし!?嘔吐下痢処理は●●が正解!
突然やってくるあの瞬間!
ノロでももう動揺しない!
準備万端でスマートな処理を
冬、一番つらいのは、子供たちが保育園や幼稚園などでもらってくる嘔吐下痢・・・。
その処理に追われて、ついに感染してしまうママも多いですよね。最大の予防策は「手洗いうがい」なのですが、ノロウイルスはワクチンもなく感染力が強いので一家全滅なんて経験ありませんか。
そこで、いざ自分の子供が感染してしまったら、まず何をやるべきなのでしょうか。
正しい知識と道具さえあれば、突然やってくる「あの瞬間」にキャー!と動揺せずに済むかもしれません。
もちろん、家族への感染を防ぐことにもつながりますよ。具体的な対策をお伝えします。
★ いざという時の頼れる身近な味方!
★『花王キッチン泡ハイター』
★ 備えあれば憂いなし
★処理セットで戦闘準備!
★ 汚れた物を捨ててしまう覚悟も大事!
強敵ノロウイルス!
正しい知識が家族を救う!
突然夜中に!食後に!吐き気がうまく伝えられない子供の「その時」は突然やってきますよね。
その正体は『ノロウイルス』。
毎年11月ごろから2月ごろにかけて猛威を振るい、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、軽い熱といった症状が特徴。
ワクチンがなく、最大の予防法が手洗いうがいという厄介なウイルス。感染力が非常に強く、処理には細心の注意が必要とされています。
ノロウイルスをいかに賢く処理するか。それが家族感染を大きく左右するのです。
ノロにアルコールは無用!?
キッチン泡ハイターは常備アイテム
知っていましたか?ノロにアルコール消毒はほとんど意味がないとされているんです!確実にウイルスを死滅させるのは「ハイター」や「ミルトン」などに含まれる『次亜塩素酸ナトリウム』。(塩素濃度約200〜1000ppm)。
いざという時、おすすめなのが台所でお馴染みの「キッチン泡ハイター」(花王)。
通常の「ハイター」は希釈する必要がありますが、これなら最初から濃度が薄いので、突然の嘔吐にも大活躍。
素早く吐物を取り除いたあと、汚れた場所にそのままシュシュっとすれば、スマートに処理できます。哺乳瓶の消毒に使う「ミルトン」を希釈してもOK!
いずれも生活必需品なので、いつもより多めにストックを購入しておくといいですね。
手袋、エプロン、マスクetc
バケツにまとめてスタンバイ
いかに素早く処理するかもポイント。まず必要なのは、手袋、エプロン、マスク。すべて使い捨てがベター。
その他、拭き取るためのキッチンペーパーやゴミ袋、目を保護するためのゴーグル、キッチン泡ハイターなどをバケツに予めセットして、すぐに取り出せる場所に保管しておくことをおすすめします。
シーツはセールでまとめ買い
捨ててしまうつもりで準備して
吐物の付着したタオルやシーツ、パジャマ…。どうしていいか途方に暮れてしまいますよね。
手洗いしてから洗濯機で洗っていませんか。それではウイルスが拡散してしまいます。
だからといって、次亜塩素酸ナトリウムは漂白してしまうので洗濯には不向き。ほかにはウイルスを失活化させる方法は、85度以上の熱湯で1分間以上の煮沸が必要なんです。
なので筆者はもったいないですが「なるべく捨てる!」を心がけています。
裏技としては、最終セールで安くなった冬物シーツをまとめ買い。半額以下になっていたりするので、来シーズンのノロウイルスに備えてシーツを買いだめしておくといいですよ。
素早く確実に!大事なのは、いかに拡散させないか。ウイルスを部屋に停滞させてはいけないので、寒くても窓を大きく開けて、換気扇ONを心がけて。ゴミ袋の密閉も確実に。
でもその前に、感染しないことが一番。手の洗い方も今一度見直して、平穏な冬を過ごしたいものですね。
文/大楽眞衣子
参照/
厚生労働省 感染性胃腸炎(特にノロウイルス)について
国立感染症研究所 感染症情報センター
花王「冬の衛生・感染対策のご提案」
ミルトン「ノロウイルス感染対策」
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大楽眞衣子
横浜市出身。大学卒業後、大手新聞社の記者として勤務。数年間の記者経験を経てフリーライターに。実家から遠く離れた静岡県で、3歳5歳7歳の男の子3人を子育て中。長男出産か...
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