2015.04.08
ママのイライラはコントロールできる!『 アンガーマネジメント』って?
制御できないイライラなんてない! 怒りの感情と上手に付き合う方法がある
育児だけでなく、家事や仕事、人間関係によるストレス、こまめに発散できていますか? 子どもを叱ったあとや、パートナーとの喧嘩の後、いつもよりも「言いすぎている」自分にハッとすることって、ありますよね。もしかして、気づかないうちにイライラを溜め込んでしまっているのかも・・・。
お金が貯まるならともかく、イライラなんて溜めてもいいことなんてありません。イライラと上手に付き合いたいのなら、今話題の『アンガーマネジメント』がオススメ。アンガーマネジメントって何?という方のために、アンガーマネジメントについて紹介します。
- ★アンガーマネジメントとは、怒りと上手に付き合うこと
- ★コアビリーフを知ることが大切
- ★コアビリーフを知るために、アンガーログをつけよう!
アンガーマネジメントとは?
アンガーマネジメントとは、アメリカで始まった心理教育で、イライラや怒りの感情と上手に付き合うためのものです。「怒りっぽい自分をどうにかしたい」、「怒りの感情とうまく付き合い、楽しい毎日にしたい」といった考えを持っている人にとっては最適な手法であり、国内でも多くの人がアンガーマネジメントを取り入れています。
自分の価値観や信念を知ろう!
アンガーマネジメントでは、まず自分のコアビリーフを正しく知ることからはじまります。コアビリーフとは、自分の価値観や信念、譲れない考えのことを意味します。具体的には、「先生のことは、尊敬しなければならない」といった「○○をしたら~すべき」「~しなくてはならない」と心の中で思っていることです。
怒りの日記をつけてみよう!
自分にどんなコアビリーフがあるのかは、なかなか気付くことができません。本当は思っていることでも、“そんなはずはない”と自分自身で否定してしまうこともありますよね。自分の持つコアビリーフを知るためには、アンガーログをつけるのがオススメ。アンガーログとは、怒りの日記帳のようなものです。アンガーログに記録していく内容は、次のとおり。
- ・怒った日時
- ・怒った場所
- ・怒るきっかけとなった出来事
- ・その時の自分の言動
- ・相手にしてほしかったこと
- ・怒ることで起こった結果
- ・その時の自分の感情
- ・10段階での怒りの強さのレベル
「こんなに記録するの?」と一瞬思ってしまいますが、改めて考えて、ここまで徹底的に自分の怒りと向き合った経験って、ありますか? 「ない」人がほとんどではないでしょうか。
一定期間アンガーログをつけると、嫌でも自分のコアビリーブや怒りの傾向が明らかになります。もしかしたら「私って、こんなに身勝手だったの?」と、気がつく人もいるかもしれません。
自分のコアビリーフを把握したあとは、コアビリーフの修正を行います。「本当に、これは怒ることだったのか?」など、自分自身を客観的に見つめ直しましょう。このようにイライラをコントロールすることができるのです。怒鳴り声ではなく、家庭にはぜひ、笑い声を増やしていきたいものですね。イライラや怒りっぽい自分に悩んでいたママさんはアンガーマネジメント、取り入れてみてはいかがですか?
文/ニシダカオリ
参考/
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
問題解決に効く1日10分の仕事ネタ「アンガー・マネジメント―アメリカ・エグゼクティブの間で爆発的に普及! イライラ、ムカムカを一瞬で変える技」
PHOTO/Travesty Photography
ニシダカオリ
1986年生まれ。1歳女の子のママ&フリーライター。大学卒業後、自動車メーカーに就職したものの結婚を機に退社、フリーライターに。現在はWEB媒体を中心に執筆活動中。じっとして...
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