2014.02.27
案外身近?『DNA鑑定』の気になるあれこれ調べました
近頃話題の『DNA鑑定』
ドラマでしか見たことないけど…
実は誰でもできちゃう
意外と身近なものでした!
最近、何かと話題の『DNA鑑定』。これだけ騒がれると「この子は間違いなく私たちの子!」と思っていても、ふと「大丈夫よね…?」なんて疑問が浮かんでしまっても不思議ではありません。
「べ、別にDNA鑑定の必要なんてないんだからねっ!でも知識としてどんなものか知っておくのはいいでしょ!」
ってことで、『DNA鑑定』の気になるあれこれを調べてみました。
★『DNA鑑定』では、誰から
★受け継いだDNAなのかを
★特定し、親子関係を調べられる
★『DNA鑑定』は本人の
★同意があれば誰でもできる!
★『DNA鑑定』は“パンドラの箱”
★開けることで得られるモノもあり
★反対に失うモノもあるかも…
DNA鑑定で何がわかるの?
ところで、『DNA鑑定』では一体どんなことがわかるのでしょうか?
人間は60兆個の細胞で作られていて、そのひとつひとつの細胞の中に『DNA』が存在しています。『DNA』とはらせん状のはしごみたいな形状をしているタンパク質のことで、そこには両親から半分ずつ受け継いだ情報が含まれています。
『DNA鑑定』では、そのタンパク質の構造パターンから情報を解析することで、その『DNA』が誰のものであるかを特定することが出来ます。
例えるなら、CDアルバムのパッケージされている状態が人間です。ジャケット写真や歌詞カードや解説は、その人の容姿や性格を表します。
そしてCD本体が『DNA』で、収録されている楽曲が『遺伝子』になります。さしずめ我が子は、好みのアーティストを掛け合わせて好きな楽曲を収録したコンピレーションアルバムってところでしょうか。
楽曲(遺伝子)さえわかれば、どのアーティスト(親)の掛け合わせなのか、親子関係もわかりますね。イメージできたでしょうか?
『DNA鑑定』をするには?
『DNA鑑定』は、何か特別なケースでしか調べることはできないのでしょうか?
実は、誰であろうと本人の同意さえあれば『DNA鑑定』を行うことができます。ですから冒頭のように「大丈夫かしら?」って疑問と興味だけでも調べることは可能です。
以下は『DNA鑑定』の流れです。
①依頼する業者を探す
『DNA鑑定』をしてくれる機関を探しましょう。悪質な業者もあるので注意が必要です。
②問い合わせor申し込み
誰が、誰と誰の『DNA鑑定』を何のためにしたいのか?などを相談します。その内容によって検査方法、内容、費用も変わってきます。費用は2万円から15万円ほど。金額の違いは検査の過程と報告内容です。
「このコンピレーションアルバム(子ども)の楽曲(遺伝子)は、このアーティスト(親)の曲(遺伝子)と同じです。」
「このコンピレーションアルバム(子ども)のAという曲(遺伝子)は、Bというアーティスト(親)のCというアルバム(DNA)に収録されたものと同じです。演奏者も楽器も、音源が全く同じでした。」
こんな違いですね。詳しく調べてもらうほどお金がかかるようです。
申し込みの際には本人確認が必要です。
③試料の採取
血液や唾液などを試料として採取します。キットを使い自身で採取する場合と、立会人の前での採取とがあります。
④検査と結果
検査された結果が届きます。
やってみる?やってみない?
『DNA鑑定』は、しばしば“パンドラの箱”だと言われます。ほんのちょっとした疑惑や好奇心で開けてしまったことで、結果がどうであれ離婚に至ってしまうケースも少なくないそうです。
親子のつながりとは何でしょう?遺伝子なのか、かけた愛情なのか、共に過ごした時間なのか…?科学ではっきりさせることで得られることは?失うことは?
『DNA鑑定』は気軽にできるようになりましたが、やってみるかどうかはよ~く考えてからの方が良さそうですよ。
参考ページ①
参考ページ②
文/津田マリリン
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