2015.08.22
軽くみるのは危険! 子育て『うつ』は家族の支えが必要
待望の赤ちゃんが生まれて幸せいっぱいのはずのママが、悲しくて、寂しくてたまらない。
2010年7月、テレビ局の女性アナウンサーが飛び降り自殺するという悲しい出来事がありました。自殺の原因は『産後うつ』であったと報じられました。
産後『うつ』と子育て『うつ』
どうして産後の女性はうつ病になりやすいのでしょうか?
うつ病はホルモンと密接に関係していることがわかってきています。産後は母乳を作ったり、子宮の収縮などでホルモンバランスがくずれやすい上に、慣れない育児や子育てで睡眠不足が重なり、心身の疲労からうつ病を発症しやすくなります。
『うつ』は心の病気ですから、一刻も早く周りの家族が気付いて病院や専門家に相談する必ことが大切です。
ママ自身も、子育て中は『うつ』になる危険があることを認識し、『うつ』に関する理解を深めておくことで、深刻な症状になるのを防げるのです。
パパの協力が大事
ママの一番身近な家族であるパパの支えは、一番大事です。子育てをいっしょに頑張るのはもちろん、やさしい言葉をかけたり、寄り添っているだけでも『うつ』を防ぐことができます。
これ以上痛ましい悲劇を生まないよう、子育てするママを取り巻く社会も、『うつ』に対する偏見や非難を向けることがないようにしたいですね。