2015.08.06
違いを比較! 個人院や助産院って、どんなところ?
みなさんは出産する病院を、どのように選びましたか? 大学病院や総合病院、個人院や助産院まで様々なところがありますよね。
住んでいる場所や環境、家族構成や、里帰り出産をするのかでも、選ぶ場所は大きく変わってきます。
特に第二子以降になると、総合病院では赤ちゃんと子どもの接触が不可なところが多く、個人院や助産院を探すママが多いとよく聞きます。そこで今回は個人病院や助産院をクローズアップしてみました!
設備が違うの?名前が違うだけ?個人院と助産院の違い
そもそも個人院と助産院って、一体何が違うのでしょうか。妊婦になって調べてみて、初めて知る人がほとんどですよね。
その違いについて見てみましょう。
<個人院>
産婦人科医が個人で開設している医院。検診から出産まで同じ担当医が診ることが多く、不安なことがあれば気軽に相談できます。看護師との距離も近いため、コミュニケーションが取りやすいと言われています。
また、最近では妊婦ケアに力を入れている医院も多数! 産後のフルコースディナーはもちろん、赤ちゃんを預けて受けられるアロママッサージ、さらにプロカメラマンが赤ちゃんを撮影してくれるサービスなどなど。
至れり尽くせりのサービスもチェックしておきましょう。
!注意点!
大学病院や総合病院に比べて病床数が20未満と少ないため、人気のある医院は予約待ちが必要なケースも。
さらに合併症や分娩時に産科以外の処置が必要になると、提携している総合病院へ転院になることもあります。
<助産院>
入院と分娩の施設を持つ助産師が開設している医院のこと。自然分娩が中心で、フリースタイルで産むことができます。
陣痛が始まってから出産するまで、助産師がみっちり付き添ってくれるところが多いようです。アットホームな雰囲気で、精神的なフォローをしてくれるという声をよく聞きます。
母親学級やマタニティヨガ、アロマ、妊婦さん向けのランチなどの小規模教室を開いているところもあります。
普段のケアも助産師が密接となり直接アドバイスを受けることができます。
初めての出産ならとても心強いでしょう。
!注意点!
個人院に比べて病床数は10未満、人気のある助産院は予約必須です。
最も注意すべき点は、助産院には医師がいないため、切開や縫合なども含めた医療行為が全く行えません。
そのため妊娠中にリスクがなく、自然分娩ができるのが第一条件。また、万が一の為の提携病院がしっかりあるかの事前確認も必ず行いましょう。
数年前に産婦人科医が足りないと社会問題になりましたが、産む場所や環境の選択肢は昔よりも増えています。
妊娠したときの健康状況が第一ですが、自分がどんなお産をしたいのか、妊娠する前から考えておくのも1つの手。一生に数える程度しか経験できない出産、できれば一番良い方法を選んでおきたいですよね。
文/ナミエマユコ
参照/
たまごママネット「病院選びのチェックポイント」
moonyママの初めてレッスン:妊娠編「Lesson3:初めての産婦人科選び」
プレママタウン「病院選び」
ココマガ「妊娠したら早めに決めたい!失敗しない病院の選び方」
ナミエマユコ
大自然と動物と、美味しいものが大好きなフリーライター。最近一児の母になりました。なってみて解ったのは、子育ては幸せな反面、悩みも尽きないってこと。そんな悩めるママたち...
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