2017.07.11
愚痴や不満…子供の前でパパの悪口を言うと将来こんな影響が!
ついつい子供の前で「パパったら…」とパパの悪口や不満、愚痴などをこぼしていませんか?
ママも人間ですから、愚痴を言いたくなることもあると思いますが、実はこのママによる言動が、子供の将来へ大きな悪影響を及ぼす危険性も!今回は、子供の前でパパの悪口をいうことのデメリットについてお伝えします。
男の子はパパが理想の存在。“生きる見本”を失ってしまう!
子供にとって、パパやママは生きる見本です。特に男の子にとっては、同性であるパパが人生のロールモデルとなるわけです。
それなのに、ママがいつもパパの悪口や愚痴を言っていると、男の子は「パパはダメな人だ」と思うようになり、尊敬ができなくなってしまうため、生きるうえでの見本を失ってしまうのです。
また「パパがダメな人なのだから、自分もダメでも仕方ない」というような思いを抱いてしまうこともあり得ます。
もしパパが仕事が忙しいなどの理由で不在がちだったとしても、「それはパパに相談して決めようね」「大切なことだからパパに聞いてみよう」というふうに、家庭の中でパパを尊重するような発言をするよう心がけましょう。
ママのこうした発言は、パパの存在感を高めて“頼もしい存在”と印象づけることができます。こうして男の子はパパを理想として、力強く成長していくことができるでしょう。
女の子は将来、男性に対して歪んだ見方をしてしまうかも…
一方女の子の場合、ロールモデルはママです。そのママがいつもパパの愚痴や不満ばかり言いながらため息をついているとしたら、どうでしょうか。
無意識のうちに「結婚しても幸せにはなれないだろう」「男性なんて頼りにならない」「男は信頼してはいけない」という思いが心に根づいてしまうのではないでしょうか。
これによって、成長してからも、男性に対して歪んだ見方しかできない女性になってしまうかもしれません。
中にはママを反面教師にして育っていくケースもあると思いますが、大好きな特別な存在であるママを否定しながら生きるということは、子供にとって決して幸せなことではありません。
ママが母親として娘の幸せを願うのであれば、娘に夢を託したり、依存したりするのではなく、娘が「ママみたいになりたい」と思うような充実した幸せな人生を、ママ自身が歩もうとすることが大切です。
発想の転換!リフレーミングでパパに対する見方を変えてみよう!
とはいえ現実は、パパに不満がないというママはほとんどいないと思いますし、いつも夫婦円満というわけにはいかないもの。
しかし、そんなときは、子供の前で愚痴や不満を言うのではなく、そして我慢して悶々とするのでもなく、夫婦で向き合って、ひとつずつ解消していくようにしましょう。
何か問題が起こったとき、パパとママがきちんと話し合いをして乗り越えていくその姿勢こそ、子供にとっては素晴らしいお手本となるからです。
『リフレーミング』で、発想や見方を転換してみるのもおすすめです。
リフレーミングとは、物事をまったく違った枠組みで捉え直す考え方のことを言います。
たとえば、「パパはだらしなくて嫌だ」と思っている場合は、考え方を変えて「パパは大らかな人だ」という捉え方をしてみましょう。
同様に「パパの優柔不断さにイライラする」と感じているときは、「パパは他人の意見を尊重できる、視野の広い人なのかもしれない」と考え直してみるのです。
リフレーミングを取り入れることで、パパの欠点だと思っているところが長所に見えたり、パパの良い面にも気づけるようになってくるかもしれません。自然と夫婦の仲も良くなって、子供にとっても「こういう夫婦になりたい!」というお手本にもなるでしょう。
子供の前で相手の悪口を言うのは、ママだけでなくもちろんパパも同様にNG。親がいつも子供の前でネガティブな発言ばかりしていると、子供にもその偏った価値観が根づいてしまい、辛いときでも前向きに進んでいく勇気がもてなくなってしまいます。
親はぜひ自分の感情や発想を転換していく努力をして、子供のお手本になるように努めましょう。
PHOTO/poosan/Shutterstock
参照/
All About「注意!親のグチ・悪口が子どもに与えるこわい影響」
Woories「家庭で夫の愚痴を言うほど「子どもが将来不幸になる」理由」
ママプレス「短所だって長所に変わる!子どもを輝かせる『リフレーミング』を子育てに取り入れよう」
関連コラム
▶習わせて後悔!?親が不満を抱えている子供の習い事ランキング
▶スマホの影響で子供の精神疾患・自傷行為が増加!?欧米でスマホ批判論が話題に!
▶性格にも悪影響が!?子供の好き嫌いの放置はNG!
▶紙の絵本とは違う効果も!?デジタル絵本の魅力とは
記事提供:ならいごとキッズ マガジン