2016.01.16
旅行のときにはとくに注意!『航空性中耳炎』の対策
これから春にかけて、旅行にいったり帰省をしたり、家族で飛行機に乗る機会があると思います。小さい子どもが一緒だと、飛行機内で騒いだり、うるさくしないだろうかと心配なため、子どもの機嫌とり対策はいろいろとすると思いますが、他にも気をつけたいことがあるんです!
それが『航空性中耳炎』というもの。今回はこちらについて紹介します。
航空性中耳炎とは?
航空性中耳炎とは、飛行機の上昇・下降に伴う機内の気圧変動により、中耳の圧調整障害が急速に起きた場合に生じるさまざまな障害のことです。耳が痛い、耳鳴りがする、耳が詰まった感じがするといった症状が挙げられます。
また、風邪やアレルギー性鼻炎などで鼻の粘膜が腫れると耳の機能が悪くなり、航空性中耳炎になりやすくなります。風邪などをひかないよう、飛行機に乗る前には家族で体調管理をしっかり行いましょう。
航空性中耳炎を防ぐ方法とは?
飛行機の上昇中や降下中に子どもは耳が痛くて泣くことがあります。ですが、子どもは大人のようにうまく耳抜きができません。そのため、ママやパパが予防や対策をしっかり行う必要があります。
まず事前にキャンディやチューインガム、飲み物を用意して飛行機に乗りましょう。飲み物は、手荷物検査を通過した後にある売店や自動販売機で購入することができます。そして離陸時や着陸時は耳管が開きやすいよう、子どもにミルクやジュースを与えたり、キャンディを舐めさせたりしましょう。大人もフライト中に耳が痛くなった場合には、唾を飲み込んだり、飴を舐めたりしてください。
筆者は子どもと飛行機に乗る際には、棒付きキャンディと気圧変動対応の耳栓を持つようにしています。
旅行前には耳鼻科を受診
すでに中耳炎になった状態で飛行機に乗ると、激しい痛みに襲われることがあります。飛行機に乗ってからでは、痛くても途中で降りることはできません。そのため中耳炎の治療中に飛行機に乗る場合は、かかりつけの耳鼻科の先生に相談しましょう。
また中耳炎になりやすい、飛行機に乗るといつも耳の調子が悪くなるというお子さんも、旅行前に耳鼻科の受診をおすすめします。
飛行機の中は、特殊な環境です。子どもが耳の痛みなどで辛い思いをしないよう、親ができることはしっかり行って、快適な空の旅にしたいですね。
椎名恵麻
4歳女の子のママ。2010年よりフリーライターとして活動中。得意分野は美容、ファッション、エンタメ、旅行など。アメリカやカナダに留学経験があり、海外ゴシップ、セレブ美容にも...
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