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子ども

2015.09.17

秋は『RSウイルス感染症』と『マイコプラズマ肺炎』に要注意!

秋は『RSウイルス感染症』と『マイコプラズマ肺炎』に要注意!

子どもを育てていると、日々想定外な出来事に襲われることが多くあります。とくに感染症などにかかってしまった日には、もう大変…! そこで今回は、「秋に流行しやすい子どもの感染症」について、ご紹介したいと思います。


感染症には、季節ごとの流行がある?!

たとえば夏には手足口病、冬にはインフルエンザ……など、感染症には、特に注意すべき季節があります。とはいえ、完全に季節を区切ることは難しいもの。

たとえば9月頃までは、「ヘルパンギーナ」「手足口病」「アデノウイルス」「プール熱(咽頭結膜熱)」など、夏に流行するもののリスクもまだ高めと言えます。

けれど、やはり秋に注意が必要な感染症としては『RSウイルス感染症』『マイコプラズマ肺炎』が代表的なものとしてあげられます。そして感染症ではありませんが、気管支喘息も悪化しやすくなっていますので、注意が必要です。


RSウイルス感染症の特徴は『かかりやすく重症化しやすい』こと

すでに2歳を過ぎている子どもや、大人が感染した場合、実はRSウイルスの症状はとても軽く、風邪と勘違いして過ごせてしまうくらいです。

しかし、乳児や2歳未満の赤ちゃんが感染してしまった場合には要注意! 入院が必要になることも少なくなく、1歳以下では、死亡例はインフルエンザによるものよりも多いのだとか。

この感染症は決して珍しいものではなく、1歳までに50%以上、2歳までには100%近くの子が感染するとも言われていますが、重症化するのは全患者の1~3割と言われています。


マイコプラズマ肺炎の特徴は『5歳以下だと軽症が多い』こと

こちらの感染症の場合、年齢によってかかりやすさが違う、という点も特徴的です。マイコプラズマ肺炎に感染する人のうち、なんと80%程度が14歳以下!
潜伏期間(感染してから発症するまで)は2〜3週間と長めですので、気づかずに感染してしまう・させてしまうリスクは高いようです。

マイコプラズマ肺炎は、肺炎の中でも軽症ですむことが多いのですが、5歳以下の子どもは重症化しにくいと言われています。ただし重症化してしまった場合には、入院し、専門的な治療を受けることが必要となります。


感染症の予防に大切なのは、やっぱり『規則正しい生活』!

やはり重要なのは、日頃の生活を整えておくことです。早寝早起き・栄養バランスのよい食事をとるなどして、感染しにくい身体つくりをしておくことが大切です。

…とはいえ、子どもが小さい場合、こうした「規則正しい生活」を送ることこそが、そもそも難しいのですけれどね。

なお、RSウイルス感染症もマイコプラズマ肺炎も、感染経路は「咳やくしゃみ(飛沫感染)」「感染している人との接触(接触感染)」となっていますので、「手洗い・うがい」「マスクの着用」「おもちゃの共用に注意する(アルコール消毒をこまめに行う)」などが予防策としては効果的です。


「どんな時期にどんな感染症になりやすいのか」を知っていることで、効果的に予防策を講じたり、心の準備をしておいたりできるようになります。感染させないためにも、誰かに感染させてしまわないためにも、日頃の生活習慣から気をつけていきたいですね!


参照/
一般財団法人 日本病児保育協会 認定病児保育スペシャリスト「いつ!?どんな病気にかかる!?子どもに多い病気の年間カレンダー」
YAHOO!ヘルスケア 家庭の医学 RSウイルス感染症
厚生労働省「マイコプラズマ肺炎に関するQ&A」

佐原チハル

佐原チハル

2013年、無痛分娩にて出産。ハニーと二人三脚、子育て奮闘中のフリーライターです。執筆内容は、コラム・書評・ゲームシナリオなど雑多。性や恋愛に関するユースワーカー業・書店...

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