2019.09.21
【離乳食中期】『パン』はいつからOK?選び方とおすすめ3選

離乳食スタートから2ヶ月ほどして、色々なものが食べられるようになってくる離乳食中期。主食も定番のお粥以外に、パンや麺類などにもチャレンジしはじめるママも多いはず。
でも、そもそもパンはいつからOKなのでしょうか? 離乳食として与えるには、どんなパンを選ぶべきなのでしょうか?
悩みの多い離乳食でパンをあげるときの注意点や、スーパーでも買えるおすすめのパンブランドを紹介します。
中期までは『食パン』のみOK!でもアレルギーに要注意
パンは実は『離乳食初期』からOKな食材。しかし、パンの種類によっては脂肪分や塩分、糖分の多いものも多いので、中期までは『食パン』のみを使うようにしましょう。
また、パンには小麦、卵、乳製品など食物アレルギー特定原材料が含まれるので、アレルギー症状のリスクも。そのため、『小麦・卵・乳製品』をそれぞれ単品で問題ないことが確認できてからのデビューが安心です。
与えるときは、食パンの“耳”の部分は固いので取り除き、小さくちぎったものを育児用ミルク・スープなどでさっと煮て、パン粥にして与えるのがおすすめ。あらかじめ耳がカットされたサンドイッチ用のパンを使ってもOKです。
離乳食中期の1回の目安量は8枚切り1/3~1/2枚(15~25g)ほどですが、はじめは小さじ1からはじめ、様子をみつつ量を増やしていきましょう。
原材料表示を要チェック!できれば避けたい添加物
スーパーなどで販売される食パンには、離乳食として与えるには避けたい添加物が入っている場合もあるので注意が必要です。できれば避けたい添加物には次のようなものがあります。
イーストフード
イーストフードには、酵母菌を活性化させてパンをふっくらさせ、日持ちさせる効果があります。しかしイーストフードは16種類のほどある添加物の総称であるため、16種類のどの添加物が入っているかは不明なのです。
イーストフードと表示できる添加物の中には摂取しすぎると吐き気などを起こすなど離乳食に使うには少し心配になるものもあることから、イーストフードと記載があるものは極力避けるという人も多いようです。
乳化剤
乳化剤は水と油のように通常では混ざらない性質を変化させて均一にし、混ざりやすくする効果があります。マヨネーズやチョコレートなど多くの食品に使われている添加物です。
名前からは一見、乳製品が使われていそうなイメージがありますが、実際には乳製品は全く使われていません。
乳化剤とは、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸カルシウムなど食品用に開発されている界面活性剤の総称。イーストフードと同様に具体的にどの食品添加物が入っているか分からないので注意が必要です。
トランス脂肪酸を含む油脂
マーガリンなどにも使用され、味にコクやを与える効果のあるトランス脂肪酸油脂。
しかし、摂取しすぎると悪玉コレステロールを増加させる、心筋梗塞や狭心症などの冠動脈性疾患などの健康被害を及ぼすリスクがあることから、海外では使用を禁止している国もあります。
はちみつ
味に甘みやコクを出してくれるはちみつですが、1歳未満の乳児には与えてはいけません。はちみつには『ボツリヌス菌』が存在し、1歳未満の腸内細菌が整っていない状態では腸内で毒素が排出され、乳児ボツリヌス症になってしまうからです。
多くの場合は適切な治療で治癒しますが、まれに亡くなってしまうケースも。また、このボツリヌス菌は熱に強く、通常の加熱調理では菌を死滅させることはできないので注意が必要です。
1歳をすぎるまでは、はちみつが含まれていないパンを選ぶようにしましょう。