2015.10.28
子どもが『O脚&X脚』になっているのに気づいたら…
「子どもの脚が『O脚・X脚』だけど、すぐ矯正するか、それとも、様子を見るか」と迷うママもいることでしょう。実は、子どもの『O脚&X脚』は成長の通過点の一つなので、年齢が進み、身体の成長とともに改善されることが多い症状なんです!
『O脚・X脚』って一体、どんなもの?
まず、『O脚』(=内反膝)は人が立った時にひざ部分が外側に緩くそれて、両膝の間隔が必要以上にあいている状態を指します。
正面から見るとアルファベットの“O(オー)”の文字と似ているため、一般的にO脚と呼ばれています。
次に、『X脚』(=外反膝)はO脚と逆で、直立するとひざ部分が内側にそれてしまい、それに加えて両かかと部分が離れてしまう現象です。
幼児期の『O脚・X脚』は成長の通過点
歩き始めた1歳〜3歳の子どもの脚は『О脚』に見える場合があります。このような現象を“生理的O脚“と言います。
出典:日本整形外科学会
歩くことが盛んになる2歳〜小学校入学頃の時期は一旦、『X脚』になることもありますが、成長とともに脚も真っ直ぐになり、たいていは自然に治ります。3歳〜5歳くらいまで様子を見て、矯正装置も使わず、放っておくこともよくあるのです。
第一子のママは初めての子どもということもあって、乳幼児のО脚が気になると思いますが、成長が著しい時期に無理やり装置をつけると、成長を妨げることもあります。
それでも少し心配なら、小児科や市町村の検診で相談してみてはいかがでしょうか。
予防と改善法ってあるの?
1)生理的な場合
前述の通り、成長過程で改善される確率も高いので、これといった子どもの『O脚・X脚』の改善策は存在しません。
ただし、子どもの歩きグセによって、発育の段階で横座りや内股歩きになり、O脚が定着することもありますので、ママもチェックが必要です。
ママが気になる場合は子どものスニーカーの底部分も確認しておくと良いかもしれませんね。
2)病的・先天的な場合
子どもの『O脚』は先に記した“生理的O脚“が大半ですが、まれに生まれつき骨が湾曲、じん帯の異常が原因でO脚やX脚になる場合もあります。
その際は、レントゲン検査などの細かい診察も必要になります。変形の状況によっては矯正装置や手術によって、本来の脚の近づけるように処置をします。
子どもが一人で立ったり、歩いたりすると、ママは周りの子どもと比べて、どうしても自分の子どもの脚の形を気にしがちです。 わずかな例外もありますが、アドバイスのもと、放っておいたら脚の形が自然に真っ直ぐになったという声も経験者のママでも多数ありますので、焦らなくても大丈夫ですよ!
参照/日本整形外科学会「O脚・X脚」
O脚治し方ガイド「子供の場合」
カラダノート 「子どものO脚・X脚は放っておいても平気!?気にするべきO脚・X脚はあるの?」
ここカラダ 「O脚、X脚」
たかるみ
中学生の娘と小学生の息子を持つ二児のアラフォーママ。短大卒業後、某メーカー勤務を経て 、結婚。出産後は園や学校の役員委員で「文書を作成する」奥深さを実感し、ライターの仕...
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