2017.11.19
『子育て支援住宅認定』って知ってる?子育てしやすい住居を選ぶポイント
東京都は“子育てしやすい家”を選ぶ際のひとつの指標となるように、『子育て支援住宅認定』という制度を設立しました。この制度、いったいどんな内容なのでしょうか?
また、子育て世代の私たちはどんなことを基準に住居選びをすべきなのでしょうか。
子育て住宅認定制度とは
この制度は一言でいうと“子育てに適している”と都が認定した住居を示すものです。
賃貸・分譲問わず集合住宅であること、住環境や立地などに関しての一定の基準を満たしていることなどが認定の条件となり、たとえば東京都の場合は認定を受けるとこのような認定マークが表示されます。
出典:東京都都市整備局
この取り組みは東京都だけでなく、大阪市、神戸市、川崎市、横浜市などの自治体や民間企業にも広がっています。
子育てしやすい家を選ぶ基準とは
認定制度を始めている自治体も増えてきてはいるものの、まだまだ認定されている住居数も少なく全国的な規模とはいえないのが現状です。
では、子育てファミリーが自分たちで住居を選ぶには何を基準にすれば良いのでしょうか。自治体の認定基準をピックアップしてご紹介します。
立地条件
- 広場や学校、病院など子育て中によく利用する施設が近くにある
- 商業施設や子連れ利用ができる飲食店などがある
- 保育所、小学校、学童クラブなどが近くにある
住居内
- 転落防止、落下物による危険防止策がとられている
- 滑りにくい床材の採用
- サッシなどの開口部や、床・壁の防音性が高い
- ドアや開き戸の指挟み防止措置
- 玄関にベビーカー置き場がある
- シャッター付きコンセントがある
共用部分
- 危険個所進入防止措置
- 転落防止、落下物による危険防止策がとられている
- ごみ集積所がある
- 自転車置き場がある
子育て支援のサービス
- 保育施設と連携した育児相談、一時預かりサービスがある
- 医療施設と連携した夜間診療、訪問診療がある
詳しい基準はこちらから確認できます。
これらのポイントをすべてクリアすれば子育てファミリーにとって完璧な住環境になりそうですが、実際にはここまではなかなか難しいかもしれません。
自分たちにとって最も優先したいポイントを少し絞りながら探すとより理想に近い物件に巡り合えるかもしれません。引っ越しを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
TOP PHOTO/ah_fotobox/shutterstock
参照/
東京都都市整備局「東京都子育て支援住宅認定制度」
AllAbout住宅・不動産「子育てファミリー必見!子育て支援マンション」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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