2015.10.27
どうして子どもって寝相が悪いの?原因と対策法
子どもの寝相の悪さにビックリした経験はありませんか? 布団を蹴飛ばすなんて序の口。布団から体が全部はみ出してしまったり、頭と足の方向が180度ひっくり返っていたりと、ギョッとしてしまうような格好になっていることも珍しくありません。
この『子どもの寝相の悪さ』、原因は一体何なのでしょう? 対策法とあわせてご紹介します!
秘密は『レム睡眠』にあった!
睡眠中、どうして姿勢がころころ変わるのでしょうか? 実はその原因は『レム睡眠』にあります。『レム睡眠』とは、大脳は働いている状態でも筋肉など体は休んでいる状態の事を指します。その反対に、脳も体もぐっすり休まっている状態が『ノンレム睡眠』。
人間はこの2つの睡眠を繰り返しているのですが、大人よりも赤ちゃんや小さな子どもの方が、睡眠全体に対する『レム睡眠』の割合がかなり高いとされています。どれくらい差があるのかというと、大人がわずか20パーセントなのに対して、赤ちゃんは50パーセント! 実に半分の眠りは“浅い状態”にあると言えるのです。
その結果、寝返りや睡眠時の手足の動きも多くなり自分の位置がどんどんずれて『寝相が悪い』という事になるというわけです。
どうやって対策すれば良いの?
子どもの眠りのメカニズムが理解できたところで、では実際にどうやって対策をしたら良いのか気になりますよね。
一般的に子どもの寝像の悪さは年齢とともに少しずつ改善されていきます。時が来れば治るもの、と考えて開き直るのも良いですが、寒い冬なんかはやっぱり風邪を引かないか、ママは心配になっちゃいますよね。
どうしても布団を脱いでしまう場合には、『スリーパー』というベストタイプの毛布を着せてあげると良いでしょう。とりあえず布団を脱いでしまっても、スリーパーは脱げない状態なので体が冷えてしまうことを防げます。
また、お腹の冷え防止には『腹巻』を巻いてあげるのも良いです。パジャマと一体型になった便利なものもありますので、気になったママは子ども用品店などで探してみてください。
ベッドからの落下防止策も必要!
それから、一番大事なのは『怪我防止対策』です。
・ベッドで寝ている場合にはフェンスを取りつけて落ちないようにする
・柵にぶつかっても痛くないように布など(専用のパッドも売られています)でカバーする
・布団で寝ている場合には周りに家具やけがをしやすいおもちゃなどを置かない
など、子どもが安心して、安全に寝られるように対策しておきましょうね。
寝ている間に蹴られたりぶつかったりと、ママもかなりの被害?にあっている子どもの寝像。落ち着くまではママもちょっと大変ですが、いつの間にかおとなしく寝るようになって「懐かしいな…」と思う日が来るのかもしれません。
この寝像もこの時期だからこそ、とポジティブに捉えて写真を撮ったりして記録に残しておくと、何年かして「こんな時もあったな」とほんわかした気持ちになれるかもしれませんね!
mamaPRESS編集部
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