2017.02.25
目からウロコ!言語聴覚士が教える『PPAP』で親子のコミュニケーションを活発にする方法
昨年、日本のみならず世界中で流行したピコ太郎さんの『PPAP』。ママにとってはさすがに聴き飽きちゃった曲かもしれませんが、今なお楽しく歌って踊っている子どももまだまだいます。
そんなPPAPですが、実は親子のコミュニケーションや、子どものリズム遊びにもってこいなんです!
言語聴覚士・音楽療法士の資格を持つ筆者がおすすめする、PPAPのとっておきの活用法をご紹介します♪
▼そもそも『PPAP』よく知らないというママはコチラをチェック!
親子でやっちゃう!?『ピコ太郎』のペンパイナッポーアッポーペンが頭から離れない!
積み木と一緒にPPAP♪
私は、保健所の健診の際に相談員として子どもと触れ合う機会が多いのですが、先日初めてお会いした3歳の子どもの緊張をほぐすために、積み木を見せながらこう歌ってみました。
「I have 四角、I have a三角。アーッ、お家~♪」
するとどうでしょう…? 一気に子どもの表情が柔らかくなり、その後は、丸と長四角で『マイク』、丸、三角、四角を三つ持って『おでん』など、その子どもの方がユニークなPPAPを歌ってくれました♪
このように、おもちゃを使いながらPPAPで遊んでみてもいいかも。
Photo/morrowlight/Shutterstock
PPAPはクイズ遊びと相性バツグン!
『スリーヒントクイズ』という、3つのヒントを聞いて答えを考えるクイズがありますが、PPAPは『ツーヒントクイズ』にもってこいの歌なんです!
遊び方は簡単♪ 大人が「I have 赤、I have 野菜」と問題を出すと、子どもが、「アーッ、トマト~!」 など、2ヒントからイメージするものを答えます。
食べ物の他にも、乗り物や動物などいろんなバリエーションで遊べます。
例えば、“プロペラ”と“乗り物”で“ヘリコプター”なんていうのもありかもしれません。私の子どもはポケモン好きなので、『ポケモン』をテーマに遊んでいます。
スリーヒントに比べて、ツーヒントなことで答えの幅も広がり、大人と子どもの答えが違ってもおもしろいですね。
色と色を合わせると?
これは実際に子どもたちがやっているのを見て、「なるほど!」と思ったものです。
「I have 赤、I have 青、アーッ、むらさき~、I have 赤、I have 黄色、アーッ、オレンジ~、むらさき~、オレンジ~、アーッ、汚い色」
どうでしょう…? 混色の勉強にもなりますね!
ママも知らない子ども目線が知れるかも!?
その他にも、お友だちの名前を2つ合わせて、「I have 〇〇 ちゃん、I have △△ちゃん、アーッ、なかよし」とか、なかよしではなく「けんかばっかり」なんていうのも…(笑)
このゲームを通して、親も知らない、子どもの友だち関係がみえてくるかもしれませんよ。
ちなみに我が家の娘によると、“ママ”と“朝”をあわせると、“怒ってばっかり”になるそうです…。これはちょっと反省。
リズムに乗ってなくても、字余りでも、全然OK! 何でもありで楽しむことが大切です。きっと、子どもの方からユニークなアイデアが出てくることでしょう。
親子時間がもっと素敵なものになりますように…。
PHOTO/BLUR LIFE 1975/Shutterstock