お願いだからやめて！親・義両親からの困った言動どうする!?

子どもを産んで直面する親や義両親との新たな問題。それは“子育てにおける考え方の違い”です。昔の子育て法を勧めてくる祖父母世代と、今の子育て法とのギャップに困惑するママ・パパ世代。そんなとき、どのように対処すればよいのでしょうか。

ママの半数近くが親世代の“子育て観”にギャップを感じている！

子ども服の『ミキハウス』が全国の子育て中または妊娠中の会員を対象に2017年に行った調査によると、“親と子育ての考え方の違いがあったか”という質問に対して、「よくある」と答えた人は7.6％、「たまにある」と答えた人は37.4％いました。

つまり、半数近くの割合の人が、何かしらの考え方の違いを感じているということになりますね。

その中でも特に“親と同居している”という人と“子どもが2人以上いる”という人からそれぞれ52.1％、51.0％と多くの票を集める結果になりました。いっしょに過ごす時間が長かったり子育ての年月が長くなるほど、ギャップを感じるママも増えるのかもしれませんね。

気持ちはありがたいけれど…、親や義両親の困った言動

もちろん、親や義両親から受けるアドバイスや助けが全部迷惑というわけではありません。例えば、“生まれてすぐには外出させないほうがよい”とか“日光浴をさせるとよい”などのアドバイスは、もらって嬉しかったと回答している人も多くいました。

では、困ったアドバイスや言動にはどんなものがあったのでしょうか。アンケートではこんな回答が寄せられていました。

「（抱き癖防止に）泣いてもすぐに抱っこしないほうがよい」と言われた

昔は泣いてもすぐに抱っこしないほうが良いとされていたようですが、今は“泣いたらすぐに抱っこしてあげる”というのがスタンダードになっています。その様子を見て「そんなすぐに抱いたらダメよ！」などと言われてイラッとするママも多いようです。

「寒くないように厚着させたほうがよい」と言われた

体温調節が未熟な赤ちゃんが必要以上に厚着をしてしまうと大量に汗をかいてしまい、かえって逆効果になってしまう恐れがあります。ちょっと薄着くらいでも大丈夫というのが今の育児の流れですが、それが寒そうに見えてもっと服を着せるようにアドバイスされて困ったという声もありました。

離乳食をあげるときに自分の食器や箸を使おうとする

赤ちゃんに食事をさせるときには、大人と別のものにするのは基本中の基本とされています。理由は大人の虫歯菌が子どもに移ってしまうから。

ところが、祖父母世代はそのような常識がなかったため、自分の箸を使って食べさせようとしてしまうことも…。なかなかハッキリと言いづらいことだけに困惑してしまいそうです。

親・義両親に自分の考えをハッキリと伝えられる？

こんなふうに自分と親・義両親の考え方が違ったとき、ハッキリと相手に伝えることができますか？

アンケートでは「自分の親、配偶者の親関係なく伝えられる」と答えた人が27.3％、「自分の親なら伝えられる」と答えた人が68.2％という結果になりました。やはり自分の親には言いやすいのか、ハッキリ言えるという人が7割近くいる一方で、義両親であっても言えるという人も3割近くもいました。

中でも、“いずれかの親と同居している”人は義両親でも言えるという人の割合が30．6％とわずかにアップしています。同居しているママたちは、ともに生活する中で、自分の意見を相手に伝えられるようになってくるのでしょうね。

親世代との子育ての考え方のギャップ、一度は感じたことがあるというママも多いのではないでしょうか。なかなか思うように伝えられないというママも、我慢ばかりしていてはちょっとストレスになってしまうかも。

義両親などに言いにくい場合には、育児本をさりげなく見せたり、パパに頼んで上手に伝えてもらうなどして、現代の子育てを理解してもらえるようにしてもらうとうまくいくかもしれませんよ！　自分の気持ちを伝えようと試みることが大切ですね。

PHOTO／FamVeld／shutterstock
参照／ PRTIMES「ミキハウス、「親・祖父母世代の子育て今昔ギャップ調査」を発表」
ミキハウス出産準備サイト「ミキハウス「子育て今昔調査」で分かったイマドキのママとパパが“親の子育て協力”について思っていること」