2016.07.31
急に嫌がるようになるのはなぜ?離乳食中期(9~11ヶ月頃)のよくあるお悩みQ&A
最初は順調に進んでいるように思えた離乳食。でも、最近あんまり食べなくなってきちゃったな…なんてことありませんか? 今回は離乳食中期(赤ちゃんが9~11ヶ月頃)によく聞かれるママのお悩みに役立つ情報をまとめていきます。
急に離乳食を嫌がるようになったのは、どうして?
離乳食を急に食べなくなったのは、味や固さに問題があるとか、嫌いな食材だからとは限りません。多くの赤ちゃんが経験する”離乳食の中だるみ”と呼ばれるもので、赤ちゃん自身が多くのことに興味を持ち始めた成長の証でもあります。食べ物以外に注意が向いていて、以前のように食べることに夢中になっていないのです。
『ばっかり食べ』や『むら食べ』なども自我の発達にともなって、これから徐々に出てくるので、ママはイライラしたり心配しすぎたりせず、子どものペースに合わせて気楽に付き合ってあげましょう。
あまりに食べないと栄養は足りているのかな?と心配になりますが、赤ちゃん本人が元気であれば、食べた量には関係なく、だらだら食べの習慣が付いてしまわないように、ある程度決まった時間で片付けてしまいましょう。
赤ちゃんがどんどん太ってきたのですが、量を減らすべき?
離乳食の本を参考にした食事量や、市販されている離乳食1食分をきちんと1日3回のリズムで食べているぶんにはプクプクと太ってきても心配はいりません。歩き出す頃には、自然と引き締まってきます。
ただし、離乳食が柔らかすぎて食べ応えがなく、いくらでも食べられてしまう場合もあります。月齢に合わせた噛む練習も離乳食の大事な要素なので、きちんと噛み応えがある固さになっているかどうか、赤ちゃんの口の動きをよく観察してみてください。
栄養バランスに気をつけることはもちろんですが、食材の形や大きさを変えて、無駄な食べ過ぎを防ぐことは大切です。
赤ちゃんにも夏バテによる食欲減退はあるの?
大人以上に何事にも敏感な赤ちゃんなので、蒸し暑いと食欲が落ちることは珍しくありません。生後10ヶ月以上であれば大人と一緒で、少し涼しさを感じられるメニューを取り入れてみましょう! 普段は温かい野菜スープを、寒天やゼラチンでゼリーにしてみたり、冷やしうどんなどの喉ごしがよいものを与えてみましょう。
栄養を心配して無理に食べさせようとすると、食事そのものが嫌になりかねません。また涼しくなってきたら食欲が出てくると考え、気長に構えながら、暑くても食べやすい離乳食メニューで夏バテを乗り切りましょう。
離乳食中期は 赤ちゃんの自我の発達にともなって、よく食べてくれたり、全然食べなくなったり、ママを悩ませることが多い時期です。あまり焦らず、楽しみながら、離乳食後期に移行していけるといいですね。
参考文献/『はじめての離乳食』上田玲子/監修
主婦の友社/編 主婦の友社/出版
『やさしい離乳食 はじめて出あうおかあさんの味 食育は赤ちゃんから』池上保子/著 赤ちゃんとママ社/出版
YUUKI
1988年生まれ、一姫二太郎のママ。大学卒業後、テレビ局勤務を経てフリーランスに。ライターのお仕事のほか、webプラン二ングや商品プロデュースを行っている。健康オタクでもあり...
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