2019.01.03
「忙しい」を理由にさせない!パパとの10秒の触れあいが子どもを伸ばすって知ってた?

昔に比べると今は育児に参加するパパの割合がグンと増えてきていますよね。
その一方、仕事が忙しく、なかなか子どもとの時間を取れないパパもまだまだ多いのが現状。でも、“忙しさ”を理由に子どもとのコミュニケーションをないがしろにするのはナンセンス!
まとまった時間を取れないというパパも、ほんのわずかな間でも子どもと触れあうことで、子どもの成長に良い影響を与えるんだそうですよ。
たとえ3分でも、パパとの会話は子どもを伸ばすチャンス!
人類学者でコネチカット大学研究所長でもあるロナルド・ローナー氏の調査によると、“父親の愛情を多く感じて成長した子どもは、幸福感や人生の充実感をより得られる傾向にある”という結果がでたそうです。
逆に、父親からの愛情や承認を感じられずに育った子は、敵対的で攻撃的、感情に不安定な兆候がみられるようです。
また、パパがちゃんと育児に関わっている子どもは、自己肯定感が強い・性格が穏やか・癇癪を起しにくい・チャレンジ精神が旺盛・成績が優秀などの良い傾向がみられたそうです。
忙しくてなかなか時間が取れないというパパでも、できるだけ子どもと触れあえるように意識してみることはとても大切なのですね。
もしパパが「子どもと触れあう機会はまったくないけど、愛情は伝わっているはず」と思っていたら、それは単なる独りよがりかもしれませんよ…! 父親の愛情を子どもに感じてもらうには、積極的に育児に関わっていくことが大切です。
10秒でもOK!時間よりも回数の方が大切!
それでも、「子どもと触れあう、たった数時間さえ確保できない」という忙しいパパもいるでしょう。そんな家庭に朗報です。“スーパー保育士”の異名を持つ原坂一郎氏によると、たとえ10秒であっても、パパとの触れあいは子どもに良い影響を与えることができるのだそう。
子どもをギュッと抱きしめてあげる、ちょっとした言葉をかわす…それが10秒というわずかな時間であっても、子どもにとっては「抱きしめてもらった」「遊んでもらった」ということ自体が嬉しい記憶として心に残るのです。
そしてそんな幸せな記憶は、時間よりも回数の方が大切なんだそうですよ。
今日から実践!忙しいパパにおすすめの子どもとの触れあいアイデア
でも、実際にどうやって子どもと触れあえばいいの?と戸惑うパパもいるかもしれません。そんなパパのために、具体的なアイデアをいくつかご紹介しますね。
朝「今日も会えてうれしいよ」と声をかける
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、子どもが朝目覚めたら「おはよう」と声をかけたうえで、「今日も会えてうれしいよ」と声をかけてみてはいかがでしょうか。
繰り返し伝えることで、子どもは「自分は大切に思われている」「必要とされている」と感じ、自己肯定感が強くなるでしょう。
子どもとパパだけの“ママには内緒”を作る
子どもは“秘密”が大好き。例えば、一緒に出かけたお散歩できれいな花が咲いている、かわいい犬を見つけたなどの発見があったとします。そこで「ママには内緒。これはパパと○○ちゃんだけの秘密にしようね」と声をかけてあげるのです。
何気ない出来事でもスペシャルな体験に変わるだけでなく、秘密の共有という特別な思い出になりますね。また、ママへのプレゼントをパパとこっそり企画して“ママには内緒”にするのも素敵です。
ですが、してしまった悪いことを“ママには内緒”にするのはやめましょうね。
字が読めるようになったら交換日記も
子どもが字を読めるようになってきたら、交換日記をしてみるのもおすすめです。普段なかなか顔を会わせられないパパでも、子どもは日記を通じてその存在感をしっかりと感じることができるはず。
内容はささいなことで大丈夫。「パパは今日のお昼ご飯に○○を食べたよ!」とか、「今日はどんなことをして遊んだの?」といった感じでOKです。
出張先からビデオチャット
出張が多いパパや単身赴任中のパパは、夜のちょっとした空き時間を使ってビデオチャットをしてみては? お互いに顔を見ながら話ができるので、子ども喜びます。
実際に話をしなくても、家の中が見えるようにつないだままにしておけば、同じ空間にいるような気持ちを味わえますよ^^
「積極的に子どもと関わりましょう」と言われると何となく難しく考えてしまうかもしれませんが、実はちょっとしたことを繰り返すだけで十分なんですね。
忙しくてなかなか子どもとの時間が取れないと思っているパパも、これなら実践できそうな気がしませんか? まずは10秒でも良いので、ぜひ子どもと一緒に過ごす時間を持ってみてくださいね。
PHOTO/Evgeny Atamanenko/shutterstock
参照/
ならいごとキッズ「パパは責任重大!子供の性格はパパとの関わり方で決まる!?」
ベネッセ教育情報サイト「10秒でいい?スーパー保育士が教える“伸びる子育て”の秘訣」
SHINGA FARM「短い時間でも子どもの心にパパの存在感を刻み込むマジックワード【理想のパパになる 第1回」
日経DUAL「ほとんど家にいられないパパでもできること」

mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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