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子ども

2016.01.14

大人にとって都合が“いい子”? 子どもが『いい子症候群』になっていませんか?

大人にとって都合が“いい子”? 子どもが『いい子症候群』になっていませんか?

「○○ちゃんはママの言うこともちゃんと聞くし、聞き分けもいいし、本当に手がかからなくていい子よね~」

子どもを褒めてあげるのはとても良いことですが、ちょっと待って! もしかすると…『いい子症候群』になっていませんか?

『いい子症候群』とその原因とは?

手もかからないしいい子だと思っていたら、親や先生など周りの大人の顔色を伺って褒められるような行動をする『いい子症候群』だったということがあります。

子どもが『いい子症候群』になってしまう原因として、二極化したふたつの理由が挙げられます。

ひとつは親が子どもに対して期待を持つこと。冒頭のように「○○ちゃんはいい子よね~」という褒め方は、知らず知らずのうちに子どもにプレッシャーを与えているかもしれません。そんな、親の期待に答えようと、子どもはいい子を演じてしまいます。

もうひとつは親の愛情不足です。子どもは親の気を引こうといい子を演じます。

いい子を演じる子どもの将来への影響

『いい子症候群』の子どもは、自分の意見よりも「どうしたら親(大人)が喜ぶか?」を考えます。いい子を演じ続けることで段々と自分自身の気持ちを見失い、素直な感情を出せなくなったりします。我が子が『いい子症候群』ではないかを見極めるには、子どものSOSを見逃さないことです。

例えばいつも笑顔でいるのは良いことですが、感情を抑え込んでしまっていないでしょうか?

  • 髪の毛を抜く
  • 爪を噛む癖
  • 不登校

などの症状がないか、注意して見てあげてください。

『いい子症候群』にさせないために

先に述べたふたつの原因から、子どもに過度な期待を押し付けないことや、できる限りの愛情を注ぐことが大事だと考えられます。親はいつだって子どもに対して真剣に向き合っているつもりですが、それが子どもからするとベクトルがずれていたり、淋しい思いをさせていたりするかもしれません。
それからママ自身も喜怒哀楽の感情を表現することで、子どもは安心して感情を出すことができます。

うつや摂食障害などの精神疾患は、幼少期の母子関係が大きく関わっていると言われます。ママとの時間が多いほど、子どもへの影響も大きくなります。だからと言って育児に消極的になるのもいけません。ママが大らかな気持ちでいれば、きっと子どもも伸び伸びといられるのではないでしょうか。

Photo/ Greyerbaby
参照/ Conobie「手のかからない良い子ほど気を付けたい「いい子症候群」とは?」
パピマミ「“イイ子症候群”であり続けた人の将来とは」
ベネッセ「いい子症候群、子どもたちが発するSOSとは?」
ItMama「【サイレントベビー問題】子どもを将来「イイ子症候群にしない」ために親が心掛けるべきコト

津田マリリン

津田マリリン

1977年愛知県出身。アプリ開発の経験を活かし、All aboutのiPhoneアプリガイドとして執筆中。ママのためのスマホ&アプリ活用術をお伝えしていきたいです。心理カウンセラーの資格...

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