ユーザー名
  • instagram

アメリカでは社会問題にも…『ヘリコプターペアレント』になってない?

アメリカでは社会問題にも…『ヘリコプターペアレント』になってない?

自分の子どもに対して、過干渉・過保護・過管理な親を意味する『ヘリコプターペアレント』。常に子どもの上空をとびまわっていて、何か問題が起これば急降下してくる。そんなイメージからこのネーミングになりました。

日本ではまだあまり聞きなれない言葉なので初めて聞いたという方も多いと思いますが、実はアメリカでは今このヘリコプターペアレントの存在が社会現象にもなっているそうです。

行きすぎた愛情が逆効果に

我が子に最大限の愛情や関心を持って育てることは、もちろん素晴らしいことですよね。ただし、それが度を過ぎてしまうとかえって子どもの成長に悪影響になってしまうんだとか。

子どもは成長していく中で、自分で考えたり問題を解決したりしながらたくさんのことを学びます。ときには失敗したり傷ついたり困ったりといったトラブルも必要なのです。

ところがヘリコプターペアレントは、常に子どもを見張っている状態。ちょっとでも何か異変が起こると子どもではなく親が解決しようとしてしまいます。子どもにつらい思いをさせたくない! そんな強い想いからの行動ですが、成長するなかで“負の感情”は必要不可欠なもの。それを怖れていては、子どもの精神的な成長を妨げてしまっていることになります。

また、子どもをまるで自分の所有物のように勘違いしてしまい、自由を与えずに親の思うままに操ろうとするような間違った過保護さは、のちに子どもの中で自己否定感が強くなったり、問題行動を起こしたりするリスクが高まるといわれています。

真面目な性格の日本人は注意!

最初にアメリカで問題となっているといいましたが、もともと真面目で几帳面な性質をもつ日本人は、ヘリコプターペアレントになりやすいといえるので、実は日本人こそ気を付けなければならないという話もあります。子どもの行動を逐一チェックしたり、学校の指導方法に口を出したり、 大学生の子どもですら親が講義に関して子どもに代わって問い合わせたり、といった事例が起こっています。

ここまで読んできて、もしかして自分もヘリコプターペアレントになってしまうかも…とドキッとしたママ。ヘリコプターペアレントにならないためにはこんなことに気を付けてみてください。

  • 過干渉や過保護はやめる
  • 子どもに失敗をさせる
  • 子どもの気持ちや話をきちんと聞く
  • 年齢に応じた距離をとる
  • 趣味など他に関心ごとを持つ
  • 子育ての不安でつらいと感じたら専門家に相談する

子どもには“つらい経験”も必ず必要なのです。自分の力で乗り越えることができるようにならないと、後で必ずしわ寄せがきてしまうでしょう。子どものため、良かれと思ってしていたことが逆に子どもを苦しめてしまうことになります。子どもが困っていてもグッと我慢して、そばで見守るのも私たち親にとっては大切なことというわけですね。

参照/ AllAbout暮らし「ヘリコプターペアレント!親の過保護が仇になる」
ベネッセ教育情報サイト「子離れできない親「ヘリコプターペアレント」~今,起きていること」

mamaPRESS編集部

mamaPRESS編集部

mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...

詳しくはこちら
あわせてチェック!

    「ねえこれ知ってる?」
    友だちにも教えてあげよう♪

    アメリカでは社会問題にも…『ヘリコプターペアレント』になってない?

    この記事が気に入ったら
    いいね!してね

    mamaPRESSの最新情報をお届けします

    関連キーワード