2016.11.25
早めに知っておきたい!園へ納めるお金の『実際の額』は?
子どもが入園するときにママたちが一番気になるものといえば“保育料”などの園へ納める金額。特に年齢差がさほどない兄弟姉妹がいたり、双子がいたりすると年間でどのくらい負担するかきちんと知っておきたいもの。
園ママ経験者の筆者が、ママたちにとってこれから役に立つお金の情報をまとめてみました。
年間に納める金額ってどのくらい?
園へ納める費用の内訳は保育料のほかに施設維持費、冷暖房費、教材費などがあります。親の就業状況・私立公立・住んでいる自治体でも違うので、各家庭で負担する金額も違います。参考までに平均的な年間の金額をまとめました。
(※入園料は除く)
- 私立幼稚園…35〜40万円 (※補足1を参照)
- 公立幼稚園…10〜15万円 (※補足2を参照)
- 認可保育園…18~23万円 (※補足3を参照)
補足1:認可の私立幼稚園へ通わせている世帯は、保護者の所得と兄弟姉妹の数に応じて住んでいる自治体から補助金が支給される場合もあります。補助金の申請をすれば上記の金額より安く抑えることができます。
補足2:認可保育園へ納める金額は自治体の基準や家族構成および所得に応じてそれぞれ金額が違っているので、上記では平均的な数字を表記しています。
補足3:0〜5歳までの板橋区年間平均保育料の数字です。18万は5歳児の平均、23万は0歳児の平均を示しています。
実録!保育料以外に追加で納めるものがあった!
入園前や年度のはじめに必ず園から保護者あてへ年間に納める金額内訳(※保育料・施設費・雑費・積立金など)に関する案内の手紙が配られ、年間に納める金額がおおむねわかるようになっています。
通っている園によって違う場合もありますが、保育園や幼稚園・子ども園でも遠足代・教材費などを年度の途中で実費にて納めることもあります。負担する前に詳細の連絡ありますが、予め追加で納めることを想定したほうがよいでしょう。
遠足などの屋外活動については、行き先が未確定だったり、施設の都合で新年度に入ってから金額が確定したりするので、案内の手紙に盛り込んでない場合もあります。
また、延長保育料や園バス利用料も人によって使い方が違うので、個別に連絡を受けて追加で納める費用となります。
卒園年度は追加で納める金額が多い!
保育園と幼稚園の最終学年で共通していることは、成長の証として卒園アルバムを撮影し、制作すること。写真の構成やレイアウトは園や保護者たちで決めますが、製本は外注するケースが多く、追加で納める費用が発生します。
また、担当の保護者が卒園アルバムの手配以外にも謝恩会などの企画も取りまとめます。手配次第で負担する金額が毎年少しずつ違うので、金額が確定する2学期以降に保護者へ一斉連絡する流れになっています。
経験者ママたちの情報によると大体1〜2万円程度を追加で納めるケースが多いようです。(※積立金でまかなう園は追加の負担があまりありません)
在園中に金額が変更の可能性も!?
民間保育園や私立幼稚園の場合、改築やカリキュラムの充実で在園中に保育料が少し上がってしまうこともあります。事前に園から詳しい手紙が配布されるので、忘れずにチェックしておきましょう。
年度の途中や卒園年度に園へ追加で払う費用があるということを頭に入れておくと、家計や教育費の計画も立てやすくなります。入園までに園のあらゆる情報を入手しておきましょう。
参照/
ベネッセ教育情報サイト「要チェック!私立・公立幼稚園の平均費用」
ベネッセ教育情報サイト「年収によって変わる保育園の費用!ズバリ平均おいくら?」
まみたん園ナビ「知っておきたい基礎知識 かかる費用はどれくらい?」
日経サプリ with TBS 「なぜ高い卒業アルバム 1冊1万8000円も」
板橋区平成28年度用 保育のしおり
たかるみ
中学生の娘と小学生の息子を持つ二児のアラフォーママ。短大卒業後、某メーカー勤務を経て 、結婚。出産後は園や学校の役員委員で「文書を作成する」奥深さを実感し、ライターの仕...
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