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編み物初心者でも『輪針』を使えば簡単!“輪針編み”リストウォーマーの作り方

輪針編み リストウォーマー

実際にリストウォーマーを作ってみよう♪

初心者が一番編みやすいのは、柄を入れないアイテムですが、ボーダーなら数段ずつ毛糸を入れ替えればいいだけなので簡単。それでいて、ちょっとおしゃれな雰囲気も出るので、まずはボーダーで編んでみるのがおすすめです。

今回は、編む距離の短いリストウォーマーを作ってみたいと思います。

完成図はこちら。

輪針編み3

上から
2目ゴム目編み 5段
白 表目 2段
パープル 表目 2段
白 表目 4段
パープル 表目 2段
白 表目 4段
パープル 表目 2段
白 表目 2段
2目ゴム目編み 5段

ボーダーの幅を変えるとまったく表情が変わるので、この辺りは好みで変更しても大丈夫ですよ。

ちなみに、よくある失敗で「網目は飛ばしていないのに、予想していたものとサイズがまったく違うものができる」ということがあります。上の写真では、その原因がわかりやすいように編んでみました。

実は、こういった失敗をしてしまうのは、編んでいるときに“糸の調子”が変わってしまうから。編むときに糸をキュッときつく縛ると上側のゴム編みのように、逆に緩くすると下側のゴム編みのようになります。

糸の調子で大きさがかなり変わってしまうので、「きつく編む!」と決めたら最後まで同じ糸調子で編むことを心がけましょう。

【準備する物】

  • 23cmの輪針(靴下・小物用OK)
  • とじ針…端糸を処理するための道具
  • 二色の毛糸(お好みで)…各1玉
輪針編み 準備するもの

【針の選び方】

針を選ぶときには、編みたい毛糸のラベルに書いてある“号数”を確認しましょう。今回使用する毛糸の場合、棒針は7~8号ということなので、針のパッケージに7号もしくは8号と書かれているものを選べばOK。毛糸も、同じ太さ・重さのものを選ぶことが重要です。

輪針編み 針や毛糸の選び方

糸の太さや重さが違うものを選ぶと、編んだときにちぐはぐな印象になってしまいます。今回は並太の毛糸を使っていますが、これより太い毛糸を選んだときには、作り目を減らして調整してくださいね。

【あると便利なアイテム】

輪針編み あると便利なもの
  • 目数リング(写真右側)…ボーダーなどのわかりやすい図案なら不要ですが、慣れてきて柄を編みこんでみたい!というときにおすすめ。“3目から黄色の糸で柄を入れる”“ここからは手袋の手のひら側”など、糸や編み方を変えるときの目印に利用します。
  • 段数カウンター(写真左上)…今何段目を編んでいるのか、忘れてしまうことがあるので、“5段目まで編んだら段数カウンターをつける”という風にルールを作っておくと便利です。
  • 棒針キャップ(写真左下)…編みかけのニットが針から外れるのを防止するアイテム。

さっそく作ってみよう!

1、 作り目を37目作る。

使う糸の太さや作りたいサイズによって、目数を加減しても大丈夫。ただし、ゴム編みが表・裏各2目ずつなので、加減するときは4目ごと調整するようにしてください。 写真は37目作り目を編んだところ。

輪針編み4

2、 最後に作った作り目(37目:右側)を左側の針にかけ、1目と一緒に編む。表目・裏目と2目ずつ交互に編む方法(2目ゴム編み)で、5段目まで作る。

※作り目の作り方、表目・裏目の詳しい編み方を知りたい人は、こちらをチェックしてください。

最後の1目と最初の1目を合わせて編むと、輪ができあがります。

輪針編み5

表目(みつあみ型の編み目)を2目。

輪針編み6

裏目(波型の編み目)を2目。

輪針編み7

ゴム目編みを5段繰り返すと、このようになります。

輪針編み8

3、 6、7段目はすべて表目で2段編み続ける。

4、 8段目からパープルの糸に変え、9段目まで同様に表目で2段編む。白・パープルの糸はいずれも端糸をあとで処理するので、15cmほど残しておく。

※結び目が出ても大丈夫!という人は、くくってしまってもOK。内側(裏側)で結んでしまえば、見えることはありません。結び目が出てきてしまったときには、とじ針を使って糸を隠すこともできます。

糸の隠し方は下の動画を参考に♪

右手でパープルの糸を軽く押さえておくと、緩まずに編めます。

輪針編み9

5、 パープルの糸を2段編み終わったら、再び白糸に持ち替え、表目で4段編む。これを繰り返してボーダー模様を作っていく。段数を増やせば太いボーダーに、減らせば細く…と、これだけでもいろいろなパターンを楽しめます。

輪針編み10

6、 ボーダー部分を編み終わったら、最初と同様に2目ゴム編みをし、表目・裏目を2目ずつ交互に編む。

7、 伏せ止めをして、完了。

まず、表目で2目編み、左の針で1目めの糸を拾う。

輪針編み11

右の針で、2目め(左側)を1目め(右側)にくぐらせる。

輪針編み12

くぐらせたら、もう1目編み、同じ手順を繰り返す。

※詳しいやり方は動画をチェック!

8、 端糸の処理

編み終わったら作品を裏返してとじ針に端糸を通し、作品の裏側に糸を入れくぐらせて隠します。表面に出ないよう、裏目を拾って縫い、余った糸をハサミで切ります。

輪針編み13

※詳しいやり方は動画をチェック!

完成品はこちら♪

作り目を増やせば、レッグウォーマーとして使えますよ。

輪針編み 完成

慣れると2時間ほどで1本編み上がるので、1日あれば1ペア完成♪ 余った糸で子ども用も編んで、おそろいにするのもいいですね。ボーダー以外にも、いろいろな柄が楽しめるので、慣れてきたら本やネットで編み図を見ながら、輪針編みを楽しんでみてください。

参照/ 「輪針でニット びっくり! 楽しい「輪針」の使い方」著者:林ことみ(ニットマニアックス)

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むーみん

むーみん

就学時、教育学・看護学・介護・小児栄養・公衆衛生・児童福祉・カウンセリングなどの専門教科を学ぶ。ママになったあとは、これらの専門知識と育児経験を活かし、ライターの道へ...

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