2017.01.08
編み物初心者でも『輪針』を使えば簡単!“輪針編み”リストウォーマーの作り方
気温も下がり、とうとうマフラーや手袋が手放せない時期。子どもが小さい場合は、市販品だとサイズが合わなかったり、気に入った柄がなかったりで、手編みに挑戦することもあります。しかし、編み物をするのは難易度が高く、途中であきらめてしまっている人も多いのでは?
でも、『輪針』を使えば初心者でも気軽にニット帽や手袋が編めちゃうんですよ。
『輪針』と『棒針』…何が違うの?
輪針とは、トップ写真にあるような2つの棒針をナイロンコードでつないでいるもので、輪になっているニット帽や手袋などを編むときに便利な道具。
棒針で輪を作るときには棒針が計4本必要となり、初心者は開始位置がわからなくなり、「どこから編んでたんだっけ」「いつの間にか編み図と違う絵になっていた!」なんてこともよくあります。
でも、輪針の場合は編んだものが自然と輪になってくれるので、初心者にもわかりやすいというメリットがあります。
棒針のように、いくつも使う必要がないので、かさばらないのもうれしいところ。ケーブルでつながれている分、収納も簡単です。以下の写真は、いずれも輪針で編んだ作品(左雪の結晶柄コースター・右ダイヤ柄ハーフミトン)。
このように輪にせず編めば、ストールやマフラーなど直線のニットアイテムも編むことができるので、我が家では棒針を捨てて輪針を愛用しています♪
輪針にはいくつか種類がある
輪針は、編むものによってケーブルの長さ、針の太さが異なります。たとえば、靴下やリストウォーマーの場合は長さ23cm、ニットの襟を編むときには40cm…と、編みたいものに合わせて購入します。以下の写真は、左から23cm、40cm、60cmの輪針です。
私はかなりずぼらな人間なので、子どもの頭に輪針を当ててサイズを図り、「大体これくらいかな~」と直感でザクザク編むことも(笑) 仕上がりサイズがわかりやすいのも、輪針の特徴です。
上級者は『マジックループ』という手法を使ったり、その応用で『ペア編み』といって、わざとケーブルの長い輪針を使って、靴下や手袋などを2つ同時に編むことも。
でも、まずは“筒状に編むだけ”のリストウォーマーやレッグウォーマーなどから始める方が初心者にはおすすめです。それに慣れてきたら、編む長さを増やして 、ネックウォーマーに。次はニット帽、その次は細かい作業の必要な手袋やアラン模様のマフラー…といった風に、難易度を上げていくといいでしょう。