2017.06.23
我が子が突然の入院。スムーズに行動できるよう、普段から備えておきたいポイントは?
我が子が入院する事態なんて、想像したくもないですよね。でも、もし入院するような事態になったならば、それはもう、子どもは大変な状況。親も頭が真っ白、パニックな状態では、急を要する事態に最善の対応ができなくなるかもしれません。
筆者は先日、その“子どもの突然の入院”を体験しました。子どもが10分間隔で吐き続けるなか、どこの病院に連れて行けばよいのか、普段自転車移動ばかりなので、どう連れて行けばよいのかといったところから調べなければなりませんでした。
入院が決まると、今度は必要なものの準備(子どもと自分の分)、先々までの仕事の調整など、次々にすることが押し寄せ、かなりのパニック状態になってしまいました。
我が家は一人っ子なので、まだよかったと思いますが、もしきょうだいがいたら、どうなってしまっていたかわかりません。
起こっていないことに対しての心配のしすぎはいけませんが、最低限知っておいた方がよいこと、準備しておいた方がよいことを、実体験を振り返り、お伝えしたいと思います。
近くの病院を知っていますか?それはどんな病院ですか?
かかりつけ医についてはよく知っていますが、入院するような大きな病院となると、意外と詳しくは知らないママも多いかもしれません。以下のポイントを要チェック!
救急対応の有無
我が家の場合、近くに比較的大きな病院があります。救急車もよく入っていくので、救急対応はしていると知っていました。ところが、一番にその病院に電話すると、「受け入れは可能ですが、小児科のベッドは少なく現在いっぱいなので、点滴や入院には対応できません」とのこと。
病院により、力を入れている診療科が違うことを知りました。
かかりつけ医の紹介先
次に電話をかけたのは、最も近くはないけど、自転車圏内の病院。ここは、同じかかりつけ医に通うお友だちのママから、「紹介されたことがある」と聞いていた病院でした。
小児科が充実していて、「救急車とタイミングがあってしまうとかなりお待たせするかもしれません」とは言われましたが、吐き続ける娘を前に迷っている暇はなく、こちらに伺うことに決めました。
かかりつけ医は、いざというときに病院を紹介してくれるのか、紹介してもらったところで紹介状を書いてもらう暇はないかもしれません。紹介状なしの飛び込みの場合、高額な請求もありえますので、紹介状がない場合にかかる費用を、事前にHPなどで確認しておくとよいと思いました。
病院ごとの入院規則
そのときはベストと思ってかかった病院でも、いざ入院となると事情は変わってきます。子どもの入院で大きなことといえば、付き添いが必要なのか、付き添いも可能なのか、付き添い不可なのかということではないでしょうか。
これは各家庭の事情や子どもの性格などで、ベストが変わってくるかと思いますが、一旦見てもらった病院から、“うちの病院は付き添いが無理”もしくは、“うちの子はママがいないとダメ”“面会時間が合わないから”という理由で、入院が必要なほどの場面で新たな病院を探すのは避けたいものです。
またきょうだいがいる場合、小学生以下の子どもの入室を禁止している場合もあるのでこちらもチェックしておきたいところです。
PHOTO/Image Point Fr/ShutterStock
病院までの交通手段と、方法はわかりますか?
いざというときの交通手段は、優先順位を考えて、複数確保しておけると良いですよね。
タクシー配車センターのシステムは使ったことがありますか
筆者は以前ネットで配車を依頼したことがありました。でも、緊急時は“タクシー 配車”で検索している余裕はありませんでした。
子どもは動かせないので、咄嗟に、近くのタクシーがよく止まっている場所まで走っていき、運よく客待ちのタクシーがいたので、自分が乗って自宅までまず行ってもらい、そこで娘を乗せました。
タクシーが捕まらなかったときに頼れる知り合いはいますか
タクシー会社に迎車を頼んでも、天候の悪い日や時間帯により、「30分から1時間かかりますけどいいですか?」という場合もあります。
救急車を要請するほどではなさそうだけど、一刻も早く診てもらいたい場面では、そんなに待てません。そのような場合には緊急事態にお願いできるようなご近所さんがいるといいですよね。
そのためには、普段からのあいさつなど、子育て中の家族がいることを知っておいてもらい、よい関係が築けておけるとが大事です。