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節分では事故も多い!?楽しむために知っておきたい『豆まき』の注意点とは?

節分では事故も多い!?楽しむために知っておきたい『豆まき』の注意点とは?

節分の季節がやってきました。子どものいる家庭では豆まきも楽しみの1つではないでしょうか? でも気を付けて! 小さな子どもの豆の誤飲事故が増える時期でもあるんです。

節分で豆を詰まらせる子どもが多い!

国立成育医療研究センターによると、平成17年から28年の12年間に異物を気管支などに詰まらせて受診した子どもは75人。そのうち44人は豆類が原因でした。(対象の子どもの年齢は0~11歳)。

うち10人は大豆が原因でしたが、そのうちの8人は節分の時期である2月に受診しています。豆を詰まらせてしまう子どもは、この時期に増えることが分かりますね。

豆は3歳くらいまでは食べさせない方が良い

楽しい節分のイベントで、子どもにも豆を食べさせてあげたくなる気持ちもありますが、実は3歳くらいまでは食べさせないほうが良いと専門家は警鐘を鳴らしています。

節分の大豆やピーナッツなどの豆は硬くて滑りやすいため、誤って気管や気管支にまで入りやすく、とても危険なのです。

そのままの状態にしておくと、ゼーゼーヒューヒューという音が胸や喉から聞こえ、気管支炎や肺炎を引き起こしてしまう可能性も。最悪の場合には気管が完全にふさがって死亡につながるケースもあるので注意が必要です。

楽しい行事が悲しい思い出になることのないよう、小さな子どもが豆を口にしないように大人がしっかり見守っておきたいものですね。

知っておきたい!万が一のときの対処法

気を付けていたのにのどに詰まらせてしまった!というときはどのような対処をしたらいいのでしょうか?

万が一子どもが呼吸をしていないようであれば、一刻を争う事態なので、すぐに救急車を呼ぶようにしましょう。呼吸をしているようであれば、刺激しないように注意しながら速やかに医療機関を受診しましょう。

また、声が出せない状態で子どもの意識がある場合には次のような応急処置方法も有効です。

  • 1歳以下…頭部を低くして背中を叩く、胸部を圧迫する動作を繰り返す
  • 1歳以上…背後から両腕を回し子どものみぞおちの下で握りこぶし作り腹部を上方へ圧迫する

子どもを逆さまにするという人もいますが、これはNG。さらに状況を悪化させてしまう恐れがあります。

小さい子どもがいる家庭は工夫して豆まきを!

子どもが小さいからといって、何も豆まきを諦めてしまう必要はありません。例えば、豆が小分けパックになっているものを使って、そのまま投げるようにすれば、子どもが口にしてしまうリスクも少なく散らばった豆を片づける手間も省けて一石二鳥ですよ!

また、豆の代わりにボーロや小さなマシュマロを投げて楽しんでいるというママもいました。本来の姿ではありませんが、雰囲気を楽しみたいならこれもありですね!

私たちが思っている以上に危険が潜んでいる節分豆。季節の行事は大切にしつつ、代用品などでうまく工夫して子どもと一緒に楽しみたいものですね。

PHOTO/President KUMA/shutterstock
参照/ JCASTニュース「節分の豆、子どもが窒息する事故 消費者庁「3歳まで食べさせないで」」
産経ニュース「もうすぐ「節分」…豆まきの「豆」が窒息事故につながる恐れ 子供は機関が狭い」

mamaPRESS編集部

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mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...

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