2017.01.07
『授かり婚』の結婚式、産前と産後どっちがいいの?
世の中に『授かり婚』というキーワードがすっかり定着していますが、それにともなって『マタニティウェディング』を取り扱う結婚式場も増えつつあります。
ただ、体調も不安定なことも多いマタニティ期。つわりなどの問題で産前に行うことに不安を感じる女性もいると思います。だからといって、育児が忙しくなりそうな産後も同じように不安がつきまといますよね。
授かり婚の夫婦がどんなタイミングで結婚式を挙げたか、調べてみました!
授かり婚は増えている?減っている?
そもそも授かり婚はここ数年で増えているのでしょうか? 厚生労働省が公表したデータを元に見てみると、結婚生活を開始して10ヶ月以内に第一子を出生した(授かり婚)夫婦の割合は2006年は30.8%だったのに対して、2014年には24.7%と減少しています。
ただ、その一方で2014年の授かり婚の割合を見てみると、20歳未満で85.8%、20代前半が64.8%、20代後半は25.1%となっていて、30代以降の平均(10%台)に比べるとかなり割合が高いことも事実です。
全体の授かり婚の割合自体は減少傾向にありますが、20歳未満や20代の割合は依然として高いということが分かりますね。
結婚式を産前・産後に行う場合のポイント
では本題に入ります。
授かり婚のカップルの中で、実際に結婚式を挙げたのは全体の98.8%。つまり大部分が結婚式を挙げたということになります。そしてその中で、『産前』に行ったのが58.8%、『産後』は41.2%という割合になっています。半数以上のカップルが産前に式を挙げたということでした。
また、挙式の時期としては“お腹が大きくなる前の妊娠3ヶ月未満”と“安定期に入った妊娠5~6ヶ月頃”が最も多くなっています。
“産前のマタニティウェディング”ママの意見
ネット上に挙がっていた“産前派”の意見にはこんなものがあります。
- “入籍した瞬間”は今しかないので、今が断然おすすめ
- 出産後は子育てが本当に大変だったので、産前にしておいて正解だった
- 最近はマタニティ用のドレスも豊富だし、お腹もそこまで目立たないから
- 産後にドレスを着られる体型に戻れる自信がない
体調に問題がなければ、赤ちゃんが生まれる前の比較的自由がきく期間に式を挙げたいという感じですね。また、結婚式→出産という『順序』を守りたいという意見も多く挙がっていました。
産前に式を行う場合には、“マタニティ対応のドレスが充実している”“自宅から(打ち合わせに)通いやすい”など、妊娠中も負担なく準備が進められるような式場を選ぶのがポイントですね。
また、これからすぐに出産や子育てでお金がかかるので、なるべくなら費用を抑えられるプランを探すのも大きなポイントです。式本番の進行も、なるべく体に負担がかからないようにお色直しの回数やタイムスケジュールなども無理のない範囲で計画しましょう。
“産後のファミリー婚”ママの意見
一方の “産後派”ママの意見も参考にしてみましょう。
- 『けじめ』をつける意味で産前は写真だけ撮っておいて、産後に子どもと一緒に式を挙げる
- つわりがひどく、準備していたらお腹が目立つ時期になると思ったので産後に式を挙げた
- 子どもと一緒に結婚式を挙げているのを見て微笑ましくて良いな、と思った
- 妊娠中はお腹が目立って、着たい憧れのドレスが着られないから
体調に不安が残るマタニティ期よりは、産後落ち着いてからゆっくり挙げたいという声のほか、“子どもと一緒”に式を挙げられるというアットホーム感に魅力を感じるという意見が多く挙がっています。
ファミリー婚は子どもが1歳前後で挙式する場合が多いため、“ウェルカムベビーの式場を選ぶ”“授乳やおむつ替えがスムーズにできる場所があるか確認する”などがポイントとなります。
また、何かと体調を崩してしまいがちなのも子どものあるあるですよね。打ち合わせなどは気持ち早めのペースで行って、日程に余裕を持つように組んでおくと安心です。
産前だとマタニティ期の思い出になるし、産後だと子どもと一緒に思い出を残せます。どちらもそれぞれにメリットとデメリットがあり、またマタニティ期の体調なども人それぞれで違うもの。自分たちにはどちらが向いているのかじっくり考えて、ベストなタイミングを選んでくださいね。
参照/
ニッセイ基礎研究所「授かり婚は増えている? 減っている?-データで見える新婚家庭の子作り事情」
「結婚式するならどっち?『産前』『産後』結婚式のメリットデメリット」
マイナビウェディング「マタニティウェディング(授かり婚)成功のポイント」
マイナビウェディング「ファミリーウェディング(パパママ婚)特集」
mamaPRESS編集部
mamaPRESS編集部です!“「ママ」であることをもっと楽しみたい!輝きたい!”そんなママたちのために「ママ」が知りたい情報だけをお届けしています。mamaPRESSを読むことで、心に...
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